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実験場と化すポッドキャスト -ポッドキャストの間違った使い方-
突然ですが、ポッドキャストの集客って難しくないですか?
やる限りはより多くの人に聴いてもらいたいという気持ち、大事だと思います。というかそれ以外は本来、動機になり得ないんじゃないでしょうか。
自分の場合で当てはめてみると、もう見事に一周まわったなと感じます。当たり前のように集客の壁にぶち当たり、壊す事も越えられもせず、色々もがきました。葛藤もありました。
現在進行形でリサーチや情報収集も継続しながら、飽きもせず一年近くやり続けている訳です。一般的な感覚だと継続は困難な状況にも関わらず、なぜか続けているのですから、一周まわったという事で良いですよね?
そんな一周、周回してきた私はとうとう、一般的なポッドキャスターさん達と全く違う場所に流れ着いてしまいました。
もうね、完全にポッドキャストを実験場にして遊んでおります(笑)。
思考整理も兼ねて、今回はそんなポッドキャストの間違った使い方を紹介していこうと思います。
まずはリサーチから見えたこと
ソフト部分は二つ挙げられます。
①ポッドキャストは一貫性が大事なんです
何事も筋が通っていないと意味不明です。
あれもこれもと、やりたい事をただただ垂れ流していると、聴く側からしたら結局、何がやりたいんだとなるのは目に見えています。
番組を開設時に、このテーマでと方針を決め打ちしていくのがリスナーにとっても選びやすい番組になると思います。最も多いジャンルである雑談系にも当てはまります。根底にテーマがある雑談は基本的に毎話、綺麗に着地しています。プレイヤーの力量も関係はしますが、心構えの部分も大きいので違いは出てくるのかなと。聴きやすさも段違いで変わってきます。
②テーマ選びも、大事です
ひたすら情報でゴリ押していくのか、もしくは日常のあるある系出来事で親しみやすさに訴えかけるのか。
つまりは、学びか共感かってとこでしょうか。細分化はしてますが、大まかにはこの二つしかありません。いずれかに当て嵌めないとただの垂れ流し系になるので、マスを狙っていくのは難しいかと思います。再生数は永遠に増えません。
あとはマーケティング
③肝心の集客について
ポッドキャスト単体の集客は不可能です。
必ずいずれかの別媒体と連動させないと、リスナーは増えません。もともと、別の場所で抱えていたファンを横にスライドさせてくるなり、YouTubeやらTwitterやらを平行展開させて同時にコンテンツ運用していく方法しか思い付きませんでした。
この辺は、一般的なマーケティング論だったり各種SNSの集客方法と大差ありません。ポッドキャストが特殊なのはそれ単体では一切、誰にも届かないという点のみです。
*結論
まぁ、言ってしまえばポッドキャストもメディアというか、エンタメコンテンツなので、ちゃんと戦略たててやらないと一生聴いてはもらえません。漫然と配信して、人に聴いて欲しいという姿勢はただの怠慢でしかありません。リサーチもマーケティングも、より多くの人に聴いてもらおうとするなら必須です。
プレイヤーの個性が、上手く時代やトレンドにハマったりすると爆発する場合もありますが、そんな事例はほんの一握りです。視聴数ランキング上位にある番組の全てが、プロアマ問わずちゃんと企画段階から戦略的に運営しているのが見ればわかります。多くの人に聴かれるのはちゃんと理由があるんだよという事ですね。
わかっちゃいるけど、何とやら
結局、自分のやりたい事と世間のニーズと擦り合わせが必要なんですよ。世間一般に向けて発信する訳ですから、求められるモノを提供していかないと公にする意味がない。そうしないと人に聴いてもらうという、ポッドキャスト運営上最大の動機が満たされないのですよ。
過去に散々言ってきたのですが、私はセオリー無視の基本やりたい放題でズレている事を自覚しております。ポッドキャストに限らずなのですが、創作活動を行う上でその調整作業が必要になってきています。
創作を仕事にしたいと公言もしていますし、日々、創作でお金稼いで食っていく為には、世間が求めるものを提供しないといけません。
過去の自分には凄まじい葛藤があって考えもしなかったのですが、そうも言ってられないなと感じ始めまして。納得するしないは置いといて、ビジネスマーケティング的な考え方を自分自身に落とし込む必要があるのです。
そこからが実験です
勉強はしています。日々、情報もとっていますし実践という名の練習も行っています。
そこで冒頭に戻りまして、ポッドキャストの出番なのですよ。
ポッドキャストはあれやこれやを試すのにうってつけの場なんじゃないかと。
つまりは、世間との擦り合わせを実践する場所として非常に有用なのです。
加えて、技術的なモノを試すのにも向いている。
私の場合だと、音楽、編集、イラスト、トークスキルやら。パッと挙げるだけでこれだけの事が試せる。
この実験というのカタチなのが大事で、どれも完璧じゃなくて良いという事です。完璧に作り込む作品では無いので、全てがデモ段階で発表しちゃっても何一つ問題ない。
つまり、心持ちがだいぶ変わってくるんですよ。
やってる事自体がマイナーだったりその他、先程挙げたポッドキャスト運営セオリーをほぼ無視している要因により、基本的に集客は出来ていません。
人がいないので、誰にも気兼ね無くやりたい実験を出来ちゃうとか最高じゃないですか?
当面は技術的な試しをやっていくつもりです。実験結果として、人が来たりしたらしたでデータとして蓄積も出来ますしね。
着地点にたどり着いた気分
おおよそ、やる気のベクトルがおかしな方向に向いてしまっていますね。
と同時にこれはこれで良いのかなと思っています。ポッドキャスト単体では個人はマネタイズも不可能なので。つまり、積極的に集客をしたところで満たされるのは自己承認欲求のみだという事ですね。私にもなくはないのですが、創作活動に置いて必ずしもそこに重きを置いていないというか…。
それだけだと、私の場合は満たされないような気がしてます。上手く説明は出来ませんが。
何にせよ、どんなカタチであれパッケージ化して世に出すのはとても有意義な事だと感じます。同じものでも、客観性を得られると感じます。自分の中だけでは見えにくい部分が見えてきたりもします。
何が言いたいのか?
ポッドキャストはそういう使い方も出来るんだよと伝えたいです。
皆が皆、同じような結果を求める必要は無いし、自分が納得するカタチでやっていけば良いのですよ。
別にポッドキャストを集客装置にする必要は無いって事で。
今回もお読みいただきましてありがとうございました!
また、次の機会があれば嬉しいです。
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