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結局、ついて来ないなら置いて行くしかない(2/2)

(1/2)の続き

「ちょっと待って。この活動は僕自身の活動じゃないか。」

という事です。

視点を変えてみると見えてきた景色

結局、始めた時からそうだったんです。
私が錯覚していただけで、全て自分の為に自分のモノとしてやっていたという事です。

はなから共同体としてのチーム運営では無かったんだと。
私のやりたい事に、二人はただ協力してくれていただけなんだ、と。

そういう視点に切り替わってからは、無闇に気持ちがざわつく事も無くなりました。
自分のやりたい事を無償で手伝ってくれているんだという風に考えるようになってからは、仕方無いかと納得出来る様になりました。

こんな人格破綻者に協力してくれるとか感謝しか無いわ。
今は、申し訳なさと感謝の念で溢れています。


他人と真の意味で分かり合うのは不可能

私自身のバンド活動時代を思い出すのですが、結局、他人同士の集団というは難しいという事です。
人それぞれの価値観や考え方があるのは当たり前で、それらがかっちり噛み合うのは、非常にレアケースなのだから。
誰が悪いとかでなく仕方が無いのです、だって違う生き物なんですから。


実際、世にある数多のバンドの中で結成当初からのオリジナルメンバーで最初から最後まで活動し続けた例なんて殆どありませんし。


この活動において、私が明確な利を他人に提供できない限りは、その人にとって率先して継続していく原動力は無いんだろうなと。付き合いがそれなりに長いので、惰性で付き合ってもらってはいます。その事に、ただただ感謝しながら続けていくだけですね。

一応、ポッドキャストというフィールド上において私自身がやりたい事は出来ているのが現状です。当然、終了するという選択肢は今のところありません。

ですが、スタンスを改めないといけないとは感じています。


決して、他人に求め過ぎず自分自身で最初から最後まで完結させる。出演してもらうのは、あくまでお客様やゲスト的な意味合いで。もう仲間であったり、共同制作という概念は置いていきます。


たとえ弱くて愚かな自分でも

なんだかんだで、自分の弱さが出ているのかな。心のどこかで他人に頼ってしまう、求めてしまう。決して一人では生きてはいけない矛盾を抱えた生き物でもあるので、その辺の葛藤は永遠に向き合う事になるのでしょう。

途中で色んな人と出会ったり、様々な場所を訪れたりして、私自身が経験を積み重ねる事は、決して他人と共有出来ないんだろうなと。


たまたま、その人の経験と折り重なっているだけに過ぎないのでしょう。
その重なりは、究極はそれぞれの自己の利益だけの為に動いた結果、たまたま同じ方向を向いただけなのです。

でも、その在り方が一番健全なんじゃ無いかと最近強く感じます。


連絡を取り合って、暫くの間でも同じ道を歩いたり出来るのは、お互いが利益を提供し合えている健全な関係だから。
世の中の全ての人がその出会いと別れのサイクルを繰り返している。

そして最終的には、いつも同じように自分独りの歩みになっていく。

結局、そういう事なんでしょうね。
私という人間は独りで向き合っていくしかない。
自分自身もそうですし、自分自身から生み出されるモノに対してもです。


生きる為に創ること

以前も書いたのですが、私はもう創る事でしか生きていけないようになってしまっています。
だから、自分の力だけで作り続けられるように徐々に活動を個人単位にシフトしていっております。

今までこんないい歳になるまで、結構、曖昧な生き方をしてきまして、こんなに真剣に向き合った事は無かったと思います。

いざ、自分自身が真剣に創作に向き合ってみると、色んな事が悔しくて仕方が無いのです。久々に楽器を持ってみると、以前は当たり前の様に弾けたものが弾けない。あまりの酷さに呆れて笑えてきて、そして最後は泣きました。

自分の創作物を真っ向から全否定される。けど、それに対して反論出来るだけの事も今の今までやってこなかったし、毅然とした態度を振る舞えるだけの実績も無い。

同じ人間なのに自分自身の所為で何も言い返せない事に、悔しくて悔しくて涙が出ました。

挫折が多い人生において、ある程度感覚が麻痺していたはずなのに、ここ数年は異常に感情が揺さぶられる瞬間がとても多いです。

多分、本当にやりたかった事に対しての挫折を感じる事で、自己完結出来ない、否定出来ない感情がまた芽生えてきているのかなと思います。

前へ進まないといけないのかも知れません、何があろうとも。


何者にもなれないかも知れませんし、何も出来ないかも知れません。
結果的に死ぬまで傷を増やし続けるだけかも知れません。
恐らくそうなんだろうなと自分自身でもわかっています。

その過程で、都度都度出会いがあり別れもあるでしょう。


それでも、私は前へ進まないといけないので、一緒に歩いてきた人とお別れする機会もあるでしょう。

道が分かれた時、ついて来ない人を置いていくしか無い瞬間も出てくるでしょう。

その分岐点に差し掛かったのだと思います。


一方は前に進みたい、けど他方はさほど関心が無い。だったらもう置いていくしか無いし、頼る事も出来ないな。

今回はたまたまポッドキャスト運営がこれに当たっただけで、今後も同じ事が起こるのでしょうね。



という事で結論じみたものは

前へ進む為に、ポッドキャスト運営の基本方針は私独りになりましたとさ。

そこで肝心のポッドキャストの中身や、どう扱っていくかのお話はまた、別の機会に。

こんな無駄な長文を最後まで読んで下さった方、ありがとうございます!

機会があれば、またお会いしましょう。


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