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「相手を信じる」を出発点に「教えないで、教える」が最適解?!                   森上いろはのコーチング談義⑦

このページでは、ライター森上いろはが、
コーチングについて好き放題、語る特集です。

操作さんからの学びをシェアします

もはやコーチングしない、コーチングの人、操作コーチの暮らしの姿勢から「自分を生きる」を感じ取っている私です。
最初は、「?」ということの連続でしたが、日々の実践の中でわかってきたことを今回シェアしてみます。

それは、教育とは、コーチングとは「教えないで、教える」のが最も近道だということ。これ、似たようなことを1年前に操作さんに聞いたような気がするんですが、最近、ようやくわかってきました。

ええええ???

気づくの遅すぎる?と思ったあなた。今回のこの記事では、「教えないで、教える」と「相手を信じる」との共通点について、書かせてくださいね。

やり方を語る必要のない「相手を信じる」

「相手を信じる」というフレーズを結構な頻度で操作さんは使うような気がします(※個人の感想です)。

相手を信じるって、まぁ目の前の相手が色々なポテンシャル、才能があるという点については、私、結構自信があるんです。人類皆天才だと思っていますから。

ところが。
「相手を信じる」には、多分、まだ先があったんじゃないかということに最近気づいたんです。そして「教えないで、教える」がそこに加わったら、最強の子育て・教育なんじゃないかな、と。

語り続けて思考を停止させる、相手を信じているようで信じない「信じる」


わかりやすいところで言えば、うちの子どものこと。
例えば、子どもが宿題せずに漫画読んでいる時に、「宿題を終えてから漫画を読みましょう。宿題は忘れずに提出しましょう。のび太くんじゃないんだから」と伝えたい時の私の心の本音を言語化してみましょう。

「あなたには、ものすごい可能性があるんだから、
 その可能性をころさないために、
 今から激烈に情熱持って、お母さんがアドバイスします。
 いいですか?大事なことを言うので、ようく聴きなさい。
 こういうところに気をつけなさい。
 ああいうところも考えておきなさい。
 あなたの日々の生活の転ばぬ先の杖について、説明しています。
 私の教える、転ばぬ先の杖を使って、
 決して転ばず、
 最短距離であなたの才能を発揮させなさい」

森上いろはの頭の中(笑)

いやはや。

長男の将来、
長男の持っている才能のこと、色々なことを大事に思うから出てくる言葉。
なんの違和感もなく、一生懸命、長男を説得して理解させねばと考えていました。
と・こ・ろ・が。
私、わかってしまったんです。
これでは、絶対に、子どもはどんなに才能があっても、大成しない!
逆効果じゃん!
と。
自分で書いていて自信があります。

自分が選び取った答えでなければ、結果は出ない

だって、
自分の人生を振り返ってみると、
どんなに親から反対されても、
口で言われていても理解できなかった。
表面だけ、言うことを聞いていたけれど、
転んで初めて、親の伝えたかったことがわかった。
転ばないと分からなかった。

転んで初めて、あぁこう言うことだったんだ!と分かる。
しかも、転んだすぐ分かるわけではなく、何日かあと、何週間かのち。
さらには何ヶ月とか何年後か。
何十年後かにわかったこともある(笑)

転ばぬ先の杖を用意されても、転ばないと、杖の意味が分からない。
転んで意味がわかったら、習得は電光石火。


ただし、1回転んだだけで分からなかったものは、
まぁもう1回か2回転んで見ないと分からない!

何回転んでも分からなくても、
もしかしたらどん底になるくらい手痛い目にあったら、
もがいて苦しんで、自分で答えを求める。
そうしたら、ようやく気づく。

逆に言えば、そうしないと、自分で選び取らない。
自ら渇望して選び取った時に、すべての耳煩いアドバイスが、スゥッと耳に入り、

今度は、電光石火のように最も素早く、力のある結果を生む。
前回の記事でお伝えした「強い未来」と言う言葉は、まさにこうした自らの選択から生んだ結果なのかもしれません。

(ここに到達したのが、子育て初めて14年たってからでした(←今)。
今からでも遅くないので、軌道修正します!)

自分が選び取った答えでなければ、結果は出ない。
選び取った答えなら、やっぱり結果は電光石火で出る。
そこまでクライアントを信頼して待てることが、コーチの能力かもしれない。

コーチングも同じではないかと。
「自分で選び取った答え」であれば、
耳の痛い、面倒臭いことであっても、人は聞き、行動するわけです。

コーチは、クライアントの中に、「 自ら気づく」「選択する」そして「ゴールに辿り着く」という力があると信じている。
クライアントが行うであろう、その未来のプロセスに全幅の信頼を置いている。

たぶん、一番、そのプロセスを信頼できないのが、クライアント自身。クライアントよりも、クライアントの未来を信じている。どこまで信じ切ることができるか?待つことができるか?ここに優れたコーチの姿があるんだな、と少しわかってきました。

コーチングって表面的なスキルを学んだだけでできる仕事ではないんですね。
コーチ自身が、自分の中の「クライアントの未来を信頼する力」も信頼する力が必要。
だんだんとわかってきました。

生き様が問われる仕事、コーチ。

「自分が、相手を信じられるか?」の根源は、
「自分が、自分を信じられるか?」。
同じ根っこにある。

自分の生き様が試される仕事ですね。

さて、今回も、問いかけで終わります。

過去のあなたは、あなたを生きてきましたか?
今のあなたは、あなたを生きていますか?

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