骨折して見つけた不思議
じゅわっと溶けていくことで
痛みが消えることがわかった
あとは自分の身体を使って
実験あるのみ
ちょっと肩が凝ったなと思えば
重さを溶かしてみて
痛みが変わるかを体感してみる
ちょっと運動して筋肉痛が出れば実験
寝違えて首が痛ければ実験
偏頭痛で頭が重ければ実験
足首捻挫すれば実験
とにかく違和感があれば
実験していく
そして何よりこれを楽しむこと
これが自分にとって大切だった
結果は痛みが残ることもあれば
全く痛みが消えてしまうこともある
どんなケースがスッキリ消えて
消えないケースはどうでと
また悪い癖でいろいろ考えてしまう
考えているときほど
結果が出ないケースが多い気がする
ある時指を骨折した
これはチャンスと思い
いや・・・
とても痛くてそれどころではないのだが
それでも貴重な実験だと思って
ずっと痛みが取れるようにやっていた
しかし多少軽くはなるものの
痛みが消えたとは言えなかった
当然自分の痛みを消失させる方法を
自分自身が信じていない段階なので
病院に行きレントゲンをとってもらう
すると医者が変なことを言うのだ
この骨折はいつの骨折ですか?
医者はこう聞くのだ
いや・・・
さっきしたばかりです・・・
今日の朝です・・・
そんなことないでしょ
10日くらいは前なんじゃない?
くっつきはじめてますよ
じゃあ前から折れてたのかもしれませんね
痛みありませんでした?
いえ全く・・・
そうなんですか不思議ですね
とりあえず固定しますのでと会話は終わり
処置してもらうこととなる
狐につままれたような
すごく違和感だけを残して
病院を後にした
何が起こったのか?
指の骨折は朝だ
これは紛れもない事実
その日のレントゲンの結果は
10日ほど経過した骨折の様相
これも事実
この間に行われたのは
私が痛みを消そうとしたことだけ
不思議なことが起こっていることはわかる
だが科学的証明のできないと思われる
不可解なことが起こっている
認めたくない自分と
探求したくなるワクワクする自分
どちらも本当の自分だった
このことをきっかけに
目に見えないけれど
自分には確かに感じる
不思議な世界に
さらに魅せられていくことになる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?