瀬戸内寂聴さんとの、ある夜(2)

寂聴さんの通訳をして頂いた超有名通訳Nさんに、「こんなの書きました」とご報告をしたら、ひとつ思い出したことを教えてくれました。

そうだった。

寂聴先生、お話しの途中で、やおら法衣の上に首からかけていた細長い布(輪袈裟っていうんでしょうか)を触りながら、「これを身に着けていると悪いことはできないの。でも、外せば何を言ってもオッケーなのよ」とニコニコしながら仰ってましたね。

茶目っ気たっぷりの笑顔。

良い思い出を頂きました。

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