レガシー•アドミッション・知ってますか?

仕事柄、日本は学歴社会だから実力社会のアメリカに行きたい、という話を聞きます。
実はアメリカこそ、超学歴社会だったりコネ社会だったりする面がありますよ。

少なくとも、私がいたNYとかDCは特に凄まじいと思います。バイデン大統領とハリス副大統領は、アイビーリーグ出身ではない大統領・副大統領としては実に1984年以来という事だけでも、この事を物語っているでしょう。

こうした事から、実はニューヨーク(マンハッタン)の多くの人達は入学準備は、何と子供が生まれる前から行っているほどです。

これが、Legacy Admission と言われるものと関係する「準備」です。

この「準備」として何をするかというと、卒業後、必ず毎月、毎年、大学にとてつもない額の寄付をするのです。そして、この寄付をした結果、Legacy Admission という枠で将来的に子供や孫を入学させようと考えるのです。大体、どの名門校でも15%ぐらいの生徒が入学していて、Bush元大統領などの話が有名です。

仮に日本の大学でこうした事があったら、きっと大騒ぎだと思いますが、資本主義経済の頂点のアメリカではこういう事に誰も文句を言ったりしません。こうした寄付があるからこそ、名門大学は優秀な苦学生に奨学金を豊富に出せるし、素晴らしいキャンパスを維持できるという考えが受け入れられているからです。



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