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海外向けInstagram運用の立ち上げ期に実施した3つのこと

日本も6月10日にインバウンドが解禁されましたね。
まだツアーだけではありますが、弊社のようにインバウンドを軸に企業様や自治体様を支援させていただいていた身としては嬉しい限りです。

解禁後はありがたいことに、インバウンドプロモーションに関する多くのお問い合わせをいただいており本格的に動いていく雰囲気を強く感じています。

ただ、コロナになってからの2年間でユーザーの環境も大きく変化し、コロナ前とはプロモーションの戦い方も変わってきています。

弊社はこれまで海外でも圧倒的に利用者数の多いFacebookを中心にインバウンドプロモーションの支援を行っていましたが、InstagramやTikTok、YouTubeも欠かせないメディアになっています。

そこで、弊社も自社メディアとして海外向けInstagramとTikTokの運用をスタートしました。主にショート動画を主軸にコンテンツを作成し投稿を行っております。前段が長くなりましたが、今回はその過程の「立ち上げ期に実施した3つのこと」についてお話をしたいと思います。


1.メディアの目的を決める

まず最初に行ったことは「メディアの目的」を決めることでした。理由は、発信する目的(ゴール)を設定せずに行動すると以下のことが懸念としてありました。
・目的意識がないと他業務が忙しくなると投稿が滞る可能性がある
・コンテンツの方向性がぶれてしまい迷走する可能性がある
・目先のいいねやフォローに意識が向いてしまい長期的な視点が持てなくなる

メディアを立ち上げるのは、1ヶ月や数ヶ月単位で達成できることではないため「継続するための理由づけ」は非常に大事だと考えました。弊社が本メディアに取り組む目的は、会社が掲げる企業理念と繋がるように地方創生のキーワードをもとに作っています。

正直、ここでは結構時間をかけて会社メンバーと何度もミーティングを行いました。弊社の場合は目的(ゴール)が決まるまで約1ヶ月ほど要しました。時間をかけて作ってみての感想は「安心感がある」です。例えると、目的地がしっかり書かれている地図を持っている感じです。目的が決まっていないと、どこに向かって進めば良いのかわからないので不安になりますよね。

皆さんもこれからメディアを立ち上げる際は、しっかりと目的を定めてから進めてみてください。


2.ターゲット国の選定をする

次に実施したのは、ターゲットの国の設定です。InstagramやTikTokは多くの国で利用されていますが、メディア運営する上でどこの国にコンテンツを届けるのかを決めるのはとても重要です。国や言語によって文化、流行も違います。1.で決めた目的に向かってズレの無いターゲット国を選定しましょう。

また、自社のリソースにより対応できる言語も違うので、この点においても社内でしっかり議論する必要があります。ちなみに弊社はアメリカ人のスタッフがいるので、まずはアメリカをターゲットにしました。その国の文化を知っているのは、コンテンツ発信を行う上で非常に大切です。

余裕があれば、ターゲット国のどんな層に向けた発信も具体化出来ると尚良いですね。


3.投稿の準備をする

最後は「投稿の準備をする」です。当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、0から立ち上げる場合は十分すぎるくらい準備するのをオススメします。ちなみに弊社は以下について約1ヶ月ほどかけて準備しました。

a.ロゴ作成
b.コンテンツ企画のルーティン化
c.ストック用のコンテンツを10本程度作成
d.撮影日、編集日などの重要な作業の時間確保

ロゴについては、アウトソーシングサービスを活用しデザイナーさんへ制作を依頼。出来上がったロゴ候補をアメリカ人に向けアンケートを実施し一番得票が多かったロゴを採用しました。社内で好評だった案も海外目線だと不評というように評価が違ったので、アンケートによる第三者の意見は重要だと感じます。

b~dは、投稿がスタートしてからも投稿が滞ることが無いように準備しました。企画する時間を曜日と時間を固定しミーティングを設定したり、撮影日や編集日もある程度固定して、メディア運営に集中できる日を意図的に作りました。業務内容的に難しい場合もあると思いますが、固定のスケジュールを作ることで強制力が生まれ習慣化しやすいです。

当たり前の内容ですが「継続投稿のための準備」と考えるとスタート前にはある程度、仕組みを作ることが大事なので是非トライしてみてください。


まとめ

以上の3つが弊社が立ち上げ期に取り組んだ内容です。どれも基本的な内容ですが、漏れなく丁寧に行おうとすると意外と時間がかかります。でもこの3つをしっかり行うことで、良いスタートが出来るはずです。弊社も投稿を開始してから約2週間ほどですが、ショート動画の毎日投稿ができており少しづつですがフォロワー数も伸びております。

まだ実績として公開できるほどではありませんが、1ヶ月後にはアカウントも含めて皆さんに公開できるくらいまでには育てたいと思います。

今回は私の忘備録も兼ねて記事としてまとめました。運営していく中で、気づいた点や上手くいった施策などを共有していきますのでフォローしてお待ちいただけたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人:YUTA

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