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奈良に災いをもたらす秘密基地的なもの 〜 頭塔 〜
石が積み上げられ、ところどころに石仏があり、その上には屋根がある形をしている頭塔。多くの木造建築のある奈良にはふさわしくない建造物である。誰が何のために作ったものなのか、謎が謎を呼ぶ。傑僧玄昉の頭を葬った首塚であるとも伝えられている。
石仏は合計44基あることになっているが、現在ではいくつか欠けており、石仏が残っているのは約半数である。残りは単なる石になってたり、石自体が失われてたりする。一説に
大仏の日 〜 非公式奈良県民の日 〜
今日4月9日は大仏の日である。大仏といえば誰がなんと言おうと当然奈良の大仏。その奈良の大仏の開眼供養が行われた日が、752年の4月9日である。
奈良県民の日というのは公式には存在しないが、実質的には大仏の日が奈良県民の日のようなもんである。奈良といえば大仏、大仏といえば奈良だからである。
さてそんな大仏の日。全ての奈良県民は大仏を拝まなければならない。全て例外なくである。当日仕事の人は
この池の魚 取るべからず 〜内山永久寺跡〜
内山永久寺。名前に反して今はない。今は池があるだけである。石上神宮から山の辺の道を歩いて約10分、目に飛び込んでくるのは歌碑と看板である。歌碑は松尾芭蕉の句、看板はこの池の魚、取るべからずである。
なぜこの池の魚を取ってはいけないのか。もちろん取ると祟りがあるからである。ではどんな魚がいるのか?それにはこの内山永久寺というお寺の特性を考える必要がある。
内山永久寺があったのは石上神宮の南、
千二百年以上足元を照らし続けて ~ 東大寺二月堂修二会 ~
「走れー!」「もっと揺らせー!」「頑張れー!」
お水取りのお松明に向けて、私の横にいたおばはんが大声でかけてた言葉。多分そういうお祭りではない・・・(^^;
そこにあると思えばあるのかも知れない 〜 幻の東大寺十二月堂 〜
東大寺には二月堂という建物がある。お水取りで有名である。お水取りが旧暦2月に行われるから二月堂という。
そしてこちらが二月堂のすぐ近くにある四月堂。二月堂に比べると小さめ。ちなみにこの間に三月堂という建物もある。大きさ的にも二月堂と四月堂の間ぐらいである。
ということは・・・月が進むにすれだんだん小さくなるということ。つまり十二月堂は・・・実は十二月堂という建物もあるはずなのだが、小さ
その鍵開けるべからず ~ 唐古鍵遺跡 ~
唐古鍵遺跡。所在地は奈良県田原本町。唐古も鍵も地名であり、唐古地区と鍵地区に渡って存在する遺跡だから唐古鍵遺跡であるということに建前上はなっている。でも実はそうではなく、唐古鍵という鍵のことである。南京錠というのがあるが、それよりも古い形式の錠前に長安錠というのがあり、その錠前を外す為の鍵が唐古鍵である。
長安錠というのがどういう錠前であるかというのは普段我々は目にすることは出来ない。なぜなら現
秘密の鹿養成機関 ~ 鹿苑 ~
鹿の保護施設である鹿苑。春日大社への参道から少し南にはずれたところにあります。鹿苑では6月1日から30日まで子鹿が特別公開されます。鹿の保護にもお金が必要、より多くの人に来てもらい、入場料を払ってもらう必要があります。
ところが参道から少し南にはずれたところにあるため、参道を通る大半の人が鹿苑の存在に気づきません。したがって呼び込みをしなければなりません。呼び込みをするのは当然鹿です。しかしこの
南朝の奥座敷 ~ みたらい渓谷 ~
みたらい渓谷。漢字で書くと御手洗渓谷である。
なぜ御手洗渓谷というかというと・・・
(中略)
非常にきれいな水であるが(中略)
(中略)
というわけで以下省略。
ぜったい要らんこと書きそうな気がするので、素直に写真だけ載せときます。
奈良県中部にいる馬 ~馬見丘陵公園 ~
奈良県北部にある奈良公園には鹿がいますが、奈良県中部の馬見丘陵公園には馬がいます。馬見っていうぐらいですから。
ただし奈良公園の鹿と違って、こちらの馬は姿、形は見えません。時折ほのかに臭いだけは感じられます。
馬見丘陵公園周辺は古墳群であり、色々な方々が眠っておられます。当然馬も一緒に埋葬されたのだと思います。おそらくそれらの馬が臭いと気配だけを漂わせているのです。
特にオチも何もないけど、
桜の木の下には・・・ ~ 又兵衛桜 ~
奈良県中部の山間のまち宇陀市にある樹齢300年の桜の古木、それが又兵衛桜である。もちろん桜の木の下には又兵衛が埋まっている。大阪夏の陣でけがをした武将後藤又兵衛、失意のうちに故郷まで逃げ帰り、たどり着いたところで力尽きて倒れた、その場所から生えてきたのがこの桜と言われている。
などとネタを考えながら撮ってたが、動機が不純だからか、なかなかいい色を見せてくれなかった。気まぐれなのかも知れない、又兵
奈良市月ヶ瀬、以前は月ヶ瀬村と呼ばれた山の中の地域。梅で有名な地域である。
その昔、何もない山中のこの地域にやってきて、はじめて梅を植えたのが月ヶ瀬法華清という人である。
以来、村の守り神として生き続ける法華清。人前に姿を現わす時はこのような御姿でいらっしゃいます。