マガジンのカバー画像

ヌフEssay「日々の雑惑」

75
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

うつつ。
夢、幻、霊魂に対しての 現実。
目がさめていること。
正気なさま。

 
星新一のショートショートにこういう話があった。
ある死刑囚が執行までの数ヶ月間
眠ることぐらいしか暇つぶしが無いので
夢をコントロールしようと思い付く。

あらゆるイメージを膨らませ重ねて念じ床につく事を繰り返していると、だんだんと自分の思い通りの夢が見られるようになる。

最初は食べたい物や抱きたい女の夢を楽しん

もっとみる

タバコの匂いが好きでね 。
 

私は喫煙者ではないが愛煙家である。

あの匂いと温度、火をつける時の音、呼吸の律動、様になる絵面には憧れがある。

格好いい。


疎外感に対して敏感な現代人は煙草の存在そのものに対して懐疑的。

私なんかは携帯で出来るオンラインゲームを皆で行ってるのを見ると煙たさで咳込みたくなる。

嗜好の差異。

 
 
 
煙草吸わないけど煙草吸ってる人と一緒に居るのが好

もっとみる

たま 滝本晃司の「海にうつる月」という歌が好き。

あのなんとも言えないアンニュイ感じに分裂症気味な詩世界観。

ゆっくり気が遠くなる。心地よく現実感が失われてく。

 
 
こういう よくわからなくなってくのが 特に好きな人間だ。
私は。
他の人よりそれに対する執着はある方だと自分で思う。


音楽を聞いてるとジャンルとコンディションによるが
こう よくわからなくなってく。いつもその瞬間を追い

もっとみる

3Dメガネをかけた思い出はありますでしょうか?

小学1~2年生頃、遊園地のアトラクションに乗ったとき。
宇宙船の設定で目の前のスクリーンから宇宙人やUFOが飛び出してくる事が謳い文句だった。

客席の椅子も揺れ動き 実際に船内に居るかのような臨場感が楽しめる代物。
私はその時、周りのリアクションが気になって辺りを見渡した。

大人、子供問わず
飛び出してきた3D映像に触れようと手を前に出していた

もっとみる

距離感が上手く掴めない。

ほどよい遠近は人それぞれだと思うが

パーソナルスペース問わず

例えばキャッチボールをしてみてもグローブが上手く使いこなせずボールが溢れて重力に身を任せる。

これは 単純な運動神経の足りなさ。

 
 


っていう言葉の持つネガティブな印象を取り除いて

そこ

っていう響きだけにしてみるとなんだか妙な安心感を覚える。
 
 
箇所や場所を指す
そこ という言

もっとみる