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ビーウィズの仕事は「わたしたち」で出来ている ~第9回~

ビーウィズの仕事は「わたしたち」で出来ている第9回目は、西日本オペレーション本部西日本事業部の庶務担当であるMさんへインタビューをさせて頂きました。Mさんは、オペレーターとしてビーウィズでのキャリアをスタートし、現在は庶務としての業務に加えて、SDGs推進委員会の事務局業務に携わっており、幅広く活躍されています。また、YouTubeなどで様々な情報発信の活動もされています。
総じて、目の前の仕事に前向きに取り組まれ、とても楽しそうに話をされている姿が印象的でした。ビーウィズの中でのキャリアチェンジや、働き方を変えながら仕事の幅や活動の範囲をどんどん広げている様子を伺いました。

~インタビュー本編~

Q:ビーウィズに入社されたきっかけを教えてください。

Mさん:
2013年に、化粧品や栄養補助食品の通販会社がクライアント先となるコールセンターでオペレーター業務を始めました。元々接客の仕事や人と話をする事が好きなので「コールセンターだと自分の強みが活かせるのではないか?」と考え、入社しました。当時はWワーカーとして勤務しており、メインの仕事の関係で一度ビーウィズを退職しましたが、転職を考えていた時にビーウィズの求人情報を見つけ、働きやすくて居心地の良い印象が残っていたため再度応募をしました。
以前と同じコールセンターでオペレーターとして勤務していたのですが、転職の理由が事務を志望していたこともあり、2016年から大阪第二センターの庶務に異動しました。

Q:今は、どのようなお仕事をされていますか。

Mさん:
オペレーション部門の方からの問い合わせ対応や、本社と拠点の橋渡しのようなことをしています。事務的な業務としては、労働契約書の発行依頼や経理伝票の処理などをしています。

ただ、2021年10月からシフトをフルタイムから週3日という働き方に変えました。その背景としては、私は5歳から車いすで生活をしており、コロナ渦で自分の人生を見つめ直したことがきっかけで「私が何か社会に役に立てることはないか」と考え、YouTubeなどのSNSで個人的に社会に発信をする活動を始めたからでした。フルタイムだと満足に活動ができなかったため、上司に相談をしたら「めちゃくちゃいいね!」と賛同をして頂き、業務の調整をしてくれました。今は庶務の業務はヘルプに入る程度で、SDGs推進委員会の事務局の業務もしており、おかげで社外での活動の幅やビーウィズ社内での仕事の幅が広がりました。

また、上司から「ビーウィズでも社外活動ができるよ」と提案して頂いたことがきっかけで、eスポーツ事業を展開する株式会社ePARAと連携して、車椅子eサッカーチーム「ePARAユナイテッド」にも参加するなど、様々な場所で活動をしています。

Q:YouTubeではどんな事を発信しているのですか?

Mさん:
私が一番伝えたいのは「障がいを持っていても様々な働き方ができる」というメッセージです。例えば、店舗で「一日職業体験」を実施し、環境や受け入れてくれる人がいれば、車いすでも接客業ができるという事を伝えています。また、ダイビングなどのアクティビティや旅行について発信しているSNSの動画では、車いすでも様々なチャレンジができるという事を伝えています。実際に、私の動画を見て勇気をもらったという声や共感したという声を頂き、とても嬉しかったです。最近、更新ができてないので頑張ります!笑

Q:Mさんから見て、ビーウィズはどんな会社ですか?

Mさん:
一言でいうと「働きやすい会社」だと思います。一人一人の希望を尊重して下さる方が多く、庶務に異動した時も、私が事務を志望していたことを覚えてくれていたので異動を提案してくれました。車いすで荷物が運べない時も会社の仲間が助けて下さり、良い人が多いです。また、仕事だけではなく、自身の人生そのものを応援してくれていることに感謝をしています

オペレーター、庶務、SDGs推進委員会と様々な業務を経験する中で、視点が変わってきました。庶務に異動してから、他部署や社外とのやり取りによってとても視野が広がったのですが、SDGs推進委員会の業務を始めてから更に広がりました。委員会の方々は日頃の業務がありながらも、とてもやりがいのある委員会活動をされていることを知りました。現場にそういった活動が十分に浸透されていない気がするので、もっと浸透していけるように考えていきたいと思います。

Q:日々業務を行う上で意識をされている事はありますか?

Mさん:
優先順位を考えながら、自分のペースをつくって業務をするということを意識しています。また、分からないことに長時間悩むのではなく、電話などですぐに確認するようにしています。

Q:今後挑戦してみたい仕事はありますか?

Mさん:
障がいを持っている方の働き方の幅を広げていきたいです。ビーウィズにはシェアードサービスユニットという障がいを持っている方々のチームがあります。しっかり組織化されていて、一人ひとりが障がいの特性を活かした働き方をしている事に感動しました。この感動をもっとたくさんの人に知ってもらいたいので、SDGs推進委員会としても情報を発信していきます。

社外の活動では「立たない立ち飲みバル」という、障がい者も健常者もみんな車いすに乗り、全員同じ目線で飲食を楽しむというイベントを企画したのですが、今年1月の開催では100名以上の方が参加し、好評を多くいただきました。普段当たり前に思っていた価値観が変わる瞬間を、今後も多くの人に感じてもらいたいです。

~インタビュアーあとがき~

Mさんは強い信念を持たれている方でした。自身の現状のタスクから「何か自分に出来ることはないか?」と常に考えられている点や「役に立ちたい!貢献したい!」という思いをお持ち点は、とても素晴らしいと思いました。

「色々な方から助けてもらっている」とのことでしたが、常に一所懸命に目の前のことに取り組まれる姿や「私はこれがしたい」「私はこう考えているけど、どう思いますか?」といった自分の考えや思いをストレートに発信している姿を見て、Mさんを応援したい!という賛同者や理解者が自然とたくさん集まるのだと思いました。
とても熱のこもった、そして素敵なインタビューの時間でした。


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