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テキトーなピンクのマジックアワー

鎌倉の海岸では、花火大会が開催されるようで、かわいいヤングたちが沢山だった。電車に乗っていたら、おばさんから、あなた何なのよマスクもしないで!と、いきなり怒鳴られた。〇〇すべき族登場だなぁとしか思わない。

普段は80%テキトーにやっている。私はこう思うけど、あなたはそうなんだね〜とか、その違いが面白いとか。それくらいの感じがいい。頭の中にあるものを、残り20%の強烈な集中力でドロップすると、疲労困憊と爽快感と副交感神経おかえりなさい。満月に向かう今このとき、若い頃はなんで、あんなに気が狂っていたのかなと回想した。とかく、夢とか希望とかやりたいことが、てんこ盛りで、意識高い系っぽく言えば、クリエイションを仲間と話しては、未知のワクワク原動力に変えたかったのだと思う。昨日は、お盆の送り火で、去年早々と星に帰った仲間を、ピンクのキャンドルを灯して送った。私は友だちは少ないけれど、長く付き合う方なので、今でも写真を見ると涙が流れてしまう。それはもう存在しない悲しさと、あの頃の未知のワクワク、残りいくつかの中のひとつを、やっとここに来て、一緒にやろーとテキトーに話して計画したのに、もう今生では、カタチに残せない悲しさなのだと思った。

先日、あるおばさまに、よくあるじゃない恋人から、俺のどこが好き?そんな時、あなたはなんで答える?と訊かれた。私は「全て」だと返した。カッコいいところや長所は誰しもが、皆、この人の好きなところなのだろうと思う。その逆、短所、欠けているところには、この人の、いろんなことがあったのだろうな…が、不透明に透けていて、少しだけ切なくて、愛おしさが湧き上がってくる。だけど、涼子篠原のあの曲が頭の中を巡ることはない。

そんなことを、意味もなく回想したりしてるうちに、はぁ〜い星に戻ったわよ♡ってお知らせなんだろうな。テキトーなピンクのマジックアワーの空が広がって月が上ってきた。蚊に刺されたみたい。






最後の「背骨」って
表現しちゃうところがさ…

テキトーの中にある
テキトーじゃないんだよね。

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