生活保護の表と裏

 どうもべっちょです。
普段は1日1投稿を原則にしているのですが、あまりにも我慢ならなかったので。



・生活保護について


生活保護がトレンドに上がってるから今更言うけど(大概のフォロワーは気付いていた思うけど)、俺も生活保護+精神1級だけど、「親族、知人からの仕送りは無理」で、「健康的で文化的な最低限の生活」を送るための制度として利用しているわけだが、独居世帯で東京23区内の場合、1級地-1区分なので家賃扶助で53,700円(管理費はこれに含まれません)。

・俺の支給額、そして生活保護のメリット



生活扶助は障害年金1級の加算を合わせて10万3230円だっけか。
通院費(移送費)は証明書(タクシーならレシート)さえあれば後で返ってくるが、都営交通等を使って最低限の金額で済ませるように言われている(というか指導が入るはず)。都営交通は無料(何故かゆりかもめ除く。別に俺はゆりかもめ乗らんけど)。俺の場合は障害年金1級なので路線バス半額なのが非常に助かっている。
水道代は13立米までは無料(これは東京都水道局に限るはず)、NHKも無料。東京都は障害者手帳と生活保護の福祉内容が被るところが多いね(都営交通とか)。

・生活保護に対する特定政党とその支持者からの攻撃について(ここから長いけど読んでくれ)

ここまで聞くと不公平感が凄いように思えるだろうけど、そもそも単身は都営、区営住宅に入れないし、まず生活保護受給者は「生活保護を受けざるを得ない理由」がある。

・根拠

まず、「シンプルに病気のせいで働けない」。
あくまで俺がサンプルという前提で行くぞ。そもそもサンプルが無ければ話は始まらんからな。

・30代男性(板橋区なので1級地-1在住)の正確なサンプル



俺は「てんかん」を患っているから精神障害者(他にレム睡眠行動障害(夢遊病の「本人が行動を起こした自覚あるバージョン」)や睡眠異常症(不眠症、仮眠症、夢遊病、中途覚醒等の睡眠障害を合わせた総称)、躁鬱、頚部緊張制末梢神経障害など割と病名は沢山ついてるけど、てんかんのみで1級)に区分されるわけだが、その場合、「自立支援受給」も受ける訳だが、健康福祉センター(他道府県で言うと保健所)で年に1度申請が必要。これを受けないと生活保護の受給要件を満たさない。まあこれは必要な手続きだけだし、手続きも簡単だからいいんだけど。

あ、書き忘れてたけど、級地と区分が落ちる場合は支給額も落ちるし、そんな金額の賃貸物件も格段に減ります。
あと、障害差別解消法で賃貸物件で精神障害者を入居拒否すると違法ですが、「努力義務」なので罰則が無い。
「審査会社の審査に落ちた」とかいくらでも拒否が出来ます。これは罰則付けてほしい。
「精神障害者は暴れて部屋を壊すから貸さない」んだってさ(実家の方で部屋探しをしてた時に不動産屋が大家から聞いた本音。田舎ほどこういう大家は多い)。
身体障害者はバリアフリー法で賃貸物件でも借りられますし、不動産会社が一緒に対応物件を探してくれます。

・受けている具体的な根拠と理由


・受けないと金銭的にも肉体的にも死ぬ



これ、冗談じゃないからな。てんかん発作を舐めないでほしい。

えっと、



俺が書いたこの二つの記事がわかりやすいかな?


てんかんの一般的に認知されている発作って、「いきなり倒れて身体が痙攣する」ぐらいだと思われているけど、「脱力」、「無意識行動」、「低酸素発作」、「呼吸障害」もあるから「難病」なんよ。特に後者二つは本当に生命に関わるので本当に危険なんです。
そして、医療費をそのまま払うと「最低限文化的な生活を送る為」の要件を満たせない。何故なら薬代と医療費だけで俺は月に数万以上かかるから。退職せざるを得ない原因となった精神科(症状はあったが特定されるまで4年かかった特発性部分てんかん)の他にも耳鼻科と皮膚科(共に慢性アレルギー、皮膚科はこれ+尋常制疣贅(一生治らんけど、生活に支障が全く無い)も。解らなかったらググれ)、呼吸器科(SASと肺サルコイドーシスの経過観察)、歯科(呼吸器科の補助と歯軋り、SAS、精神科連携のレム睡眠行動障害発症抑制のマウススプリントの作成)、消化器科(IBSと胆嚢ポリープの経過観察)、
んで、これは生活保護受けてからになるけど慢性腰痛症、尾てい骨骨折なう、膝裏骨折なうなので整形外科(みんな大好きロキソニンは頓服としてここで処方)、偏頭痛かと思って受けた神経内科で自殺頭痛と診断されたのでここでも頓服でマクサルト(ようやく去年後発が出た)。
これに加え、薬の副作用で傾眠が出るので「てんかんの薬を飲んでいるが、飲んでいるが為に副作用が出て、少なくとも作用中は頭が働かない(これは飲んでから4時間経っているので書いている。たまに午前中にXで意味不明な文字列をポストしているが、寝ぼけているのではなく頭が働いていない。)」という全てが重なっていて、到底働けない。
俺が動けている時は薬を含めたコントロールと体調の兼ね合いが全て上手く行っているときのみ。動けないときは予約している病院すら行けない。

身内からの仕送り?
「兄弟は片方の月収13万、もう片方は夫婦で19万、姉は旦那の糖尿病の治療でお金に余裕がない」ので無理。親は施設入居。従兄弟は上は年金生活、下はまだ高専、叔父、叔母は全員亡くなっており、伯父、伯母は離婚(伯父に至っては行方知れず)。

・勤労の矛盾点



一時期は俺も勤労意欲があったので(というか常識的に勤労はすべきなので)、エイプリルナイツさんのサイトでライターとして定期連載していたが、それが途中で途切れてしまったのは「人間関係と東京ビッグサイトがどうしても駄目になってしまった(ビッグサイトは行くと吐くようになってしまった)」という俺の「怠慢」も大きい(これは俺のせいなのでエイプリルナイツさんには本当に本当に申し訳ないと思っている)が、上記の症状が一斉に来てしまって全くコントロール出来なかったのが大きくて、人間不信を極めてしまったのがかなり大きい。せめて連絡は取っておきたかった…
当然ギャラに関しては区への収入申告書はしっかり書いていたし提出していた。

・経費計算がおかしい



ただ、生活保護の収入申告で経費に出来るのが交通費だけというのは最初から納得していなかった(文具批評をしていたときは保護費から購入費用を自腹切っていた)。
そういった複合的要因が全て重なって「働けない」「動けない」「予約を入れていた病院に当日行けない」「それによって食費はともかく光熱費が上がっていく」「精神的に壊れていく」等が重なってこんなことになっている訳で、生活保護受給者を十把一絡げにするのは本当にやめてほしい。尾てい骨を折った原因も「熱があったのは把握していたから念を入れてロフトの梯子から降りていたが、途中で脱力発作が起きて落ちた」が原因なので。


これね。なぜか引用している今、また別の箇所の尾てい骨を骨折しているとは思わなかったよ!

そもそも、「働けるのに受給している」「仕送り出来る身内がいるのに受給している」のにそれを調査していないのは、地方自治体の怠慢です。これに関してはいくらでも攻撃していいよ。そもそも違法だし。
ただ、そのせいで働けない人が受給している現状を「働けないのではなく働けないだけだろ!」とか「怠け病!」だの言うのは差別です。
そして、「働いているけれども、諸々の事情で賃金が届かず(病気で長時間働けないなど)で相談した結果、やむなく保護を受けている人」も居ます。



・意識の問題



俺は働けない身体になってしまい、地方自治体と国に生かしてもらっている自覚があるので、当然何か国とか地方自治体で必要な手続きがあった場合(マイナンバーカードとか)は善し悪し抜きで積極的に協力しているし、違法なことをすることもない。当然のことだが。


世の中の生活保護受給者には「受給せざるを得ない事情がある」ということを理解してから攻撃する照準を合わせてほしい。



インフレの中で3年間保護費を減らし続けた安倍政権とれいわ新選組、お前達のことだ!



ではまた。

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