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【第12回】貢献するために必要なのは ”本当の” コミュニケーション力!
■成長し続ける条件(おさらい)
ここまででお伝えした、成長し続けるために欠かせないスキルは、以下の通りです。
・主体性を発揮する
・自己承認欲求を満たす(自分で自分を評価する)
・「真のゴール」側のセルフイメージを描く
・意識の力を正しく使う
・無意識を見方につける
「成長」は1回で終わるものではありません。成長サイクルを回し続ければ、成長し続ける人生が手に入ります。次のステージは、成長のプロセスで手に入れたものを伝えて、他人の成長に「貢献」していくことです。
「貢献」に必要なスキルが、今回のテーマの「本当のコミュニケーション力」です。
■なぜ「”本当の” コミュニケーション力」か?
あえて ”本当の” と頭につけているのは、理由があります。そては、一般的に言われているコミュニケーション力は、的を射ていないからです。
コミュニケーションの一般的な意味は、「意思を伝達しあうこと」と定義されています。そのために「あいさつ、声がけ、報連相」が大事、なんてことが言われています。
間違ってはいませんが、相手の成長に促す(貢献)という目的を考えると、少しズレている感じがします。
■「本当のコミュニケーション力」とは?
「貢献」にフォーカスしたときに必要なのが、「本当のコミュニケーション力」です。その定義は、「自分の意図をわかりやすく伝え、相手の腑に落として、行動してもら」ことです。
相手が行動しなければ、成長にはつながりません。腑に落として感情を動かさないと、人は動いてくれません。
■伝え方は相手によって違う
「本当のコミュニケーション」とは、まず相手にわかりやすく伝えるところから始まります。主役はあくまでも相手です。人によって理解度や学習スタイルは違うので、相手の特徴に応じて、伝え方も変えていく必要があります。
■理解してから理解される
したがって「本当のコミュニケーション」を機能させるには、何よりもまず、相手をよく知ることからスタートします。「理解してから理解される」のが、基本姿勢です。
相手を理解するのは、相手の話に耳を傾けることです。聞くことから始めますが、聞き方のレベルも三段階あります。
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単に言葉の意味を聞くレベルから、言葉にできない気持ちや、さらに奥にある価値観を聴くレベルまで。どこまで、相手に心を向けられるかがポイントです。
ここまで真剣に相手の話を聞けば、相手も「この人の話なら聞こう」という信頼関係が生まれるでしょう。
■コミュニケーションはスキルではなく「あり方」
「本当のコミュニケーション力」は「貢献」するために必要なスキルです。ただ、ここまでの話を振り返ると、スキルと言うよりは相手と向き合う姿勢と言えるでしょう。
つまり、伝える側の「あり方」が問われるということです。
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