見出し画像

【第10回】『幸せの境界線』を越えろ!

 前回の冒頭で、「より良く変わる」とは、言い換えると「成長」することであるとお話ししました。さらに抽象度を上げると、「幸せになる」ということです。

 幸せな人と幸せじゃない人の違いは何でしょうか? その間には、明確な境界線がありました。

■マズローの欲求5段階説

 有名なマズローの欲求5段階説です。カンタンにおさらいしておきます。

 「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という前提のもと、ピラミッドの下から欲求が満たされていくというものです。順番に見ていきます。

生理的欲求は、「生き延びたい」という、生命を維持する基本的な欲求です。食欲・排泄欲・睡眠欲などです。
安全欲求は、より安全に暮らしたいという欲求です。
所属欲求は、社会とつながりたいという欲求です。
承認欲求は、人から認められたいという欲求です。

 ここまで4つの欲求が満たされて初めて、最上段の自己実現欲求へ進めるのですが・・・

■二つの承認欲求

 実は、④承認欲求の間にもう一つ境界線があり、「他者承認欲求」と「自己承認欲求」に分かれます。

 この境界線が、一番重要なポイントです。これがまさに「幸せの境界線」なのです。

■「幸せの境界線」を超えろ!

 ここが考え方のターニングポイントです。お伝えしたいことは、シンプルに、「『幸せの境界線』を超えましょう!」ということなんです。他者承認はやめましょうということです。

 主体性を発揮するということは、自己承認側で生きることです。

■他者承認のデメリット

 他社承認は自主的な考え方で、他人に決められたことを決められたとおりに行動します。他人の評価に依存してしまうので、うまくいかないと他人のせいにします。

 自分では考えることをしないため、思考停止状態に陥り、成長できません。言い換えると、他人に人生をコントロールされています。自己肯定感は下がり続けます。

 他者承認の思考状態で考えるゴールは、「他人のゴール」になってしまいます。無意識は味方になってくれません。

■自己承認で主体性を発揮する

 成長のためには、自己承認側で、主体性を発揮することが不可欠になります。主体性を発揮できれば、「真のゴール」を描くこともできますし、自己肯定感も上がます。

 他者承認は自主性、自己承認は主体性です。あえて言いますが、他者承認にはデメリットしかないし、自己承認にはメリットしかありません。

 「幸せの境界線」を超えて、主体性を手に入れましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?