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親父の背中

人の背中を見ると人生を感じることができる

親父の背中

でかい。小さい。

キレイ。汚い。

子供達にはどう映っているだろうか

自分の話しをしよう

親父の背中

大きくて頼もしい

年齢と共に

背中が小さくなろうとも

曲がっていこうとも

それと反比例するかのように

どんどん大きく、頼もしく感じる

子供の頃

すごく小さく見えた

だけど今になって

なぜだろう

手を伸ばしても

なぜだろう

中々届かない

そこで気付く

親父の背中

届かないわけじゃない

でかさのスケールが違った

太陽そのものだった

ずっと遠くから

道を誤っても

帰ってこれるように

光を照らしてくれていた

それでも

最近どんどん大きく見えているということ

着々と近付けているのだろうか

その背中に触れることができた時

どれほど熱い想いを感じるのだろう

29年間、無言で照らし続けた太陽

あと何年で触れることができるかわからない

だけど約束してほしい

あと何年かかるか分からないが

必ず触れるその時まで

照らし続けてください。

29歳の子供として最後のわがまま

そしてその後は任せてほしい

貴方に代わり

俺が家族を照らす太陽になる

理屈はない

この暖かい光は

こうして受け継がれてきたはずだから

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