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THE FARST#2-1 2次審査 東京/札幌


前回は、東京での2次審査のご様子をお伝えいたしました。
今回も引き続き東京での審査と札幌での審査のご様子をお伝えしてまいります。
今回のサムネですが、どうしてこんなに日高社長は辛そうな表情をしているのでしょうか。その真相は、動画を見ていくとお分かりになると思います。

↓以下ネタバレを含みます。

東京での2次審査は、参加者が多い為2日に分けられて審査が行われました。今回は、その2日目です。

まず、この日のオーディション1人目はどなたでしょう。
そうです。プロダンサーのSOTAさんです。
もう皆さんお分かりだと思いますが、彼はダンスのオリンピックといわれている世界大会で4度の優勝をしています。
プロダンサーとしての道もこれからという時に、彼はどうしてオーディションに参加したのでしょうか。

彼は、今まで音楽でダンスをやってきました。
ステージに上がることの楽しさをダンスで感じ、彼は、もっとたくさんの音楽、ダンス以外の音楽を知り、自分の表現する音楽を世界でやってみたいという思いを持ったのです。

オーディション時のパフォーマンスも、いつも通りいい意味で気持ち悪かったです。いい意味でですよ。(笑)
絶対彼って人間じゃないですよね。(笑)
歌詞やリズムに合わせていい気持ち悪さで踊っている彼を見ていると、気づいたら自分もダンスに乗ってしまっているんですよね。
足をけり上げるシーンでは、地面を大きく揺らすことで、カメラも揺れ、ステージにあるものを巻き込んでのパフォーマンスを行う彼を見ておお~と声が出てしまいました。

続いてLEOさんの登場。
ここでは、私の知らなかった彼の過去を知ることになりました。
オーディションの中で強者の一人として取り上げられていた彼。
それもそのはず。SKY-HIさんのMVに出演し、大手事務所で3年間練習生として活動していました。一見、もう芸能界で活動できそうだと思える経歴ですが、オーディションの1年前に練習生としての契約を解除されています。

オーディションの中で、いつも通りの彼の素敵な笑顔の裏に、少し哀愁が見えたのはそのせいでしょうか。今回が、彼1人のパフォーマンスを見ることは初めてでしたが、素晴らしかったです。ダンスでは、野球ちっくな振りを交え、彼の野球好きな一面を盛り込んだ遊び心あふれるダンスでした。
歌は、素晴らしい歌唱力だけではなく、表情管理も魅せていて、「わぁすごいなあ」と心から声が漏れだしました。

今回のオーディションでは、ずーっとアーティストになるために努力を重ねた方々が多く登場し、その多くが悔しさを経験していました。

三角章斗さんもその一人でした。
8年間、事務所に所属されていたのですが、ずっとバックダンサーとして活動していた中で、急に事務所に入ってきた方が、数か月後にはデビューするといった悔しい過去もあったようです。
彼のパフォーマンス・表情から、彼のこのオーディションにかける熱い思いが画面を通しても伝わってきました。彼の表情からは鬼気迫るものがあり、正直鳥肌が立ちました。

この2次審査を視聴し、感じたことは、この業界は才能だけでは語ることが出来ないんだなということ。
今、活躍できている人も、たくさん理不尽で、悔しい思いもしてきて、才能はもちろんだけど、それだけではない「何か」がこの業界には必要な場合もあるのだ。ということを、ゆっくりと自身の心の中で理解することが出来ました。

2日目の審査を終えた頃、SKY-HIさんは随分と疲弊していました。
「心が折れかけた」と。
それもそのはず。
今回のオーディションでは、オーディション番組や事務所に傷つけられ、心に傷を負った方々が多かったからです。
そんな彼らを見ていると、自身がアイドルとラッパーとして生きていた時に、同じように傷ついた過去を思い出してしまったようです。

AAAとして活動し、
アンダーグラウンドに赴き、ラッパーとしても生きていた時代。
アンダーグラウンドに行けば、「アイドルらしくないことはしないで欲しい。」
アイドルとして活動すれば、「アイドルをしているなんてラッパーらしくない。」
「~らしくない」という言葉で、存在を否定される苦しみを知っているからこそ、SKY-HIさんにも彼らの苦しみが分かります。

その中で、その全ての苦しみ・悔しさとは一緒に歩みを進めていく事はできない現実。
情にほだされてしまうと、彼らに対する冒とくになる。
審査を行う側の厳しさも共に感じていたのです。

でも、私は思います。
彼のオーディションでは、SKY-HIさんが、参加者の彼らのパフォーマンス・パーソナル共にしっかりと向き合い、彼らに伝える言葉1つ1つに暖かく、心からの言葉を伝えている事。
それが、きっと彼らの努力を認め、救いになっていると。
参加者1人1人にしっかりと向き合い、心を共鳴させている彼の姿にとても感動しました。

LEOさんも、2次審査最後のインタビューの中でこのように話していました。
「この場所で、先の見えない努力をここで評価してもらったことが嬉しかった。頑張ったことを評価してもらえたのが嬉しかった。」と。

感動回で終わりそうなこの回ですが、実は最後にとっておきのポイントがあるんですが、ここは秘密にしておきます。
次回は、2次審査 名古屋/大阪編です!

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