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興味深い文章を読みました。「#noteでよかったこと」

以前、『リフォームストーリー』について書いた文章があります。

『リフォームストーリー』は連作シリーズで、リフォーム・増改築に特化した石田工務店に勤める石田達也を主人公として、リフォーム+恋愛要素を組み合わせた物語です。あまり、このような内容の小説をお目にすることはないと思っています。もしかすると少しはあるのかもしれませんが。私の知るところ、そのような小説に出会ったことはありません。建築に携わってきた経験を生かした物語を描きたいと思い、連作シリーズの小説を描くことに至りました。

建築に携わってきた経験のある私は、『文学的建築/建築的文学』種田元晴 著の無料記事を偶然にも発見しました。

タイトルに惹かれて通読しました。興味深い文章で、個人的に面白い読み物でした。また、とても共感する、というべきか、腑に落ちると言えばよいのか、そのような文章を書かれていましたので引用したいと思います。

建築家はしばしば映画監督や作家に憧れるといわれるが、これは、建築のかたちや空間が、現実の様々な制約によって決定される不自由な創作物であることと関係する。極論すれば、ほとんど法規と経済によってのみつくられるというような側面も大きく、それがために、自身の構想を具現化することに命を掛けてそれをビジュアルに(もしくはリテラチュラルに)表現することが出来る映画監督や作家の方が建築家たり得ているのではないか、という嫉妬心から自ら発せられる言葉による。

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