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読書の秋が近づいて。〜摘読日記_24

少し気が早いかもしれませんが、読書の秋が近づいてきました。

もう、あの死の危険のある暑さは過ぎてくれたと思いたいです。

秋はいちばん好きな季節です。気候的にも、行事的にも、いちばん落ち着いて過ごせるので。(あ、倒置法になってしまった。)



この週末読み進めようと思っている本たち。


「一生懸命」の教え方 小倉全由

2021年発行

子育てにも参考になりそうと思い購入。

夏の甲子園にも出場した、日大三高の小倉監督の著書です。

高校野球の指導を通じて、子どもたちにどう接してきたかが書かれています。

語り系というのか、まるで講演会で話を聞いているような本で、読みやすいです。

その反面、けっこうぶっちゃけ話もあるようです。

PL学園のことを言っているのだろう、暴力事件を起こすような高校は嘆かわしい、という話が出てきました。

小倉さんは暴力絶対反対派で、上級生は下級生を尊重し、下級生は上級生を尊敬する、という関係性が望ましく、日大三高はそういう雰囲気のようですね。


そしてもう一冊読み進めているのが、こちらの本。ついに買ってしまいました。

虚空の人 鈴木忠平

2022年発行

副題が「清原和博を巡る旅」。

読後感が心配で、読みたいと思いつつ逡巡すること何週間か。

買ってきてすぐに、すでに第二章まで読んでしまいました。引き込まれる。。

第一章は、著者と清原氏との出会い、そして2018年の夏の甲子園大会・決勝戦に、執行猶予期間中である清原氏が観戦に行くまで。

・・と書いてしまうとあっさりなのですが、清原氏本人はもちろん、清原氏を支えた周囲の人たちの苦悩が描かれます。

第二章は、清原氏、そして「KK」のもう一人、桑田真澄氏を中学時代に見出し、PL学園入学へと導いた井元いのもと俊秀さんという方や、KKのチームメイト数名へのインタビューから、KKの高校時代の人物像が描かれ、そして1985年秋の運命のドラフトまで描かれていました。

月並みですが、事実は小説よりも奇なり。というのが、ここまで読んでの感想。

ドラフトの日に限らず、その日に至るまでの清原氏や桑田氏の気持ちを考えると、心がズキッとします。


なんか、すでにある予感としては、この本を読み終えたら桑田真澄関連本が読みたくなる気がします。

どうも、清原氏はもともと開けっぴろげな性格で、桑田氏は少年時代からミステリアスな部分があったようです。そういう、桑田氏の本質に迫った本、あるかな・・。


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