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巨人の組閣がなかなか興味深いと思う。

デーブ大久保、巨人打撃コーチに。


今朝のニュースで、デーブ大久保が巨人の打撃コーチに就任、と報じられた。

最近、よくYouTubeのデーブ大久保チャンネルを見ていて、昨夜もギャオス内藤がゲストの回を見ていたので、驚き。
(コーチ就任となると、YouTubeはお休みになるのかな、、)

昨日見ていた回では、1994年の巨人対ヤクルトの「故意死球合戦!?」を話題に盛り上がっていた。

当時は、デーブ大久保は巨人在籍、内藤はヤクルト在籍。
「あんときは凄かったね。でも、巨人もヤクルトも強かったから盛り上がったね。」と振り返っていた。


1994年の巨人vsヤクルト


1994年といえば、伝説の一戦「10.8 巨人vs中日」
巨人は、ペナント最終戦で勝った方がリーグ優勝という日本中が注目した一戦を制し、その勢いで日本シリーズでも西武を破り日本一となった。

監督は長嶋茂雄、第二次政権の2年目。
2年目の松井秀喜が年間通して3番バッターを務め、この年中日から移籍してきた落合博満がほとんどの試合で4番を務めた年。

ヤクルトの監督は、長嶋茂雄とは終生のライバルだった野村克也。
中心選手にはキャッチャー古田、ショート池山、ファースト広沢のイケトラコンビ。投手陣には、現ヤクルト監督の高津臣吾がいた。高津は抑えのエースで、この年は最優秀救援投手のタイトルを獲得している。

(・・と、ここまで丸覚えではなく、こちらのすごいデータベースのサイトで確認したもの。世の中には、すごいマメな人がいるもんだ、、)

ヤクルトは1992年、1993年とセリーグを連覇しており、強かった。野村監督の「ID野球」と言われていた頃。
1994年優勝の巨人は1990年に優勝したあと3年連続で優勝を逃しており、この年は必死さが違った。
強いヤクルトと、球界の盟主に返り咲こうと必死の巨人。

乱闘騒ぎも相まって、このカードはこの年かなり盛り上がった。


2023年の巨人。そして対ヤクルト。


話を巨人の組閣に戻すと、デーブ大久保のほか、阿部慎之助がヘッドコーチに昇格ということで、あと2年契約の残る原監督退任後は、阿部監督誕生の流れが固まりつつあるのかもしれない。

そして、川相昌宏ファーム総監督が、1軍の総合コーチに就任する方向で調整中という。川相も1994年の中心メンバー。正遊撃手で、フル出場し打率,302を記録している。
そして、上記のデーブ大久保x内藤の動画でも話題になっていたが、乱闘騒ぎで意外と活躍する、熱い男だったりする。(デーブ大久保も、西武コーチ時代の現大リーガーの菊池雄星への熱血指導は世間を騒がせた。)

ヤクルトの高津監督も、阪神の矢野監督と(お互いベンチにいながらだけど)試合中に「伝達疑惑騒動」で怒鳴り合った件もあったように、決しておとなしい監督ではない。(ヤクルトのチームとしての雰囲気はすごくいいようだけど。)

巨人、ヤクルト共に1994年の因縁のメンバーが首脳陣に揃い、熱い戦いが見られるかもしれない。

時代の流れで、今はチームをまたいでの合同自主トレが当たり前となり、試合前や試合中に笑顔で言葉を交わすなど、プロ野球の雰囲気もだいぶ変わった様子。

昔のように、パッと火がついて死球合戦や乱闘騒ぎなど起こる事はほとんどないかもしれないけど、勝利への情熱はあの時のレベルまでたぎらせる必要があるのではないだろうか。(特に巨人。)

来年は、「巨人vsヤクルト」を何試合か見に行く!と決めました。
元・巨人ファンな私、ひょっとしたら巨人ファンに戻れるかも??と少し期待。

熱いカードになって欲しいな。

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