新しい時代に、あまりに穏健に:GWを慈しむテクスト
大型連休なる休暇期間がどうも始まったらしい。俗世間ではアフターコロナが云々と抜かしているが、ともあれ関係なしにこの稀有なモラトリアムを存分に甘受しないわけには、いかない。
しかしよく考えなくても旅行や遠出なぞは、べつに休日に集中して行く必要もないように思える。人びとが休日に行くところには平日に、平日に行くところには休日に、というのがある種の能動指針ともいえるみずからはあくまでGWだからと必要以上の全力疾走はしまい。
しかし、冬は寒く、春は忙しなく、夏暑くと季節の重みがのしかかるなかで、新緑前後は比較的にも穏健な時節ともいえるのだろう。
わざわざ人混みに揉まれることなく、しかし愉しみを忘ることのないように、軽快なGWとされたい。