[ネタバレ]THE FIRST SLAM DUNK 映画2回目鑑賞までのとある夫婦の記録[日常]
まずは映画の公式サイト。こちらをどうぞ。
私は単行本派のリアルタイム世代読者でした。
TVアニメシリーズはあまり観ていなかったのですが(単純にその頃テレビ自体をあまり観ていなかった頃で…)、
ただ今回は、井上先生御本人が
脚本からキャラデザ、あまつさえ監督まで担当されるというのですから観に行かない理由がありません。
そして、映画の内容に関する前情報の厳重なまでの非公開。
短い動画やキービジュアルが公開されるたびに
ネットでは内容についての色んな推理や憶測が飛び交っていましたが、
内容はどうあれ、観に行くことだけは自分の中で確定事項でしたので、
ずっと公開日を楽しみに待っていました。
とにかく、井上先生が「今」描くというスラムダンクが観たい。
なぜ今アニメ映画なのか、内容はわからないけど、何故先生は今それを作ろうと思ったのか。何を描いたのか。それが知りたい。
それ以上でも以下でもなく、全てはその一心で。
現時点で夫と2回観に行きましたので、
公開当日から順を追って記録を残してみたいと思います。
当初は何を書いてもネタバレになるので
感想も何も書けませんでしたが、そろそろ少しだけ書いても良い頃かと思い、ネタバレも含む内容で綴ります。お気をつけください。
・公開当日
鑑賞直後のツイート。詳細は何も書けないので、
とりあえずスラムダンクが好きだと叫びたいの図。
上映中から、後ろの席でたまに女性が静かに泣いている様子は察知していて、ああ、長年のファンの方なんだろうなと思っていたのですが、
映画が終わってみたら真っ先に聞こえたのは、その隣にいた少年の声。
どうやら親子で来ていたらしいと、その時にはじめて認識しました。
小学生くらいの男の子だと思うのですが、おそらく初スラムダンクだったのではないでしょうか。
「すごく面白かった!」の声に、お母さんと思われる女性が驚いた様子で「本当?良かった!」と返しておられたので。
上映前に売店に寄って、事前に買いたかったものとパンフは確保していたのですが、鑑賞後にやっぱりもう少しなにか買って帰ろうと思ったら長蛇の列に。
偶然その親子とも列が前後になり、ずっとその少年が嬉しそうにはしゃいでいました。
この光景が観られただけでも、ああ…観に来てよかった…と思いました。
私は木暮君と安西先生が好きなので、フィギュアを真っ先にゲット。
しかし安西先生は足が台座にハマらないという商品を引いてしまったようで…
公式さんから後日こんなお知らせが(笑)。
ある意味アタリだったのかもしれません。
うちの安西先生も足湯に入れて差し上げなければ…!
・公開数日後
本当に素晴らしい本でした。映画を観終わった後に眺めると本当に圧倒されます。井上先生、この映画のためにどれだけの絵を描かれたのですかと…。
ひとつひとつの描線を眺めているだけで時間を忘れてため息が出ます。
「ピアス」はどこに収録されているのかなとずっと思っていたので、初収録だと知って驚きました。
パラレルの位置付けだったそうですが、繋がりが全くゼロでもないこの漫画が私はとても好きでしたので、今回の映画はとても嬉しかったです。
・とうとう原作を読破した夫
映画公開直後に全巻セットを注文して届いていたものの、年末の多忙でなかなか読む時間が無く。
この頃になってようやく読み始めてくれました。
あのシーンやそのシーンが来るたびに、「これ!これ!」って言いに来るので始終ニヤニヤしておりました。
夫が「これ全部読み終わったら、もう一度観に行く!」と言い出したので、
私も一緒に読み直しておくことに。
大変素晴らしい時間でした。
・映画鑑賞2回目
鑑賞1回目は夫も原作未読で、
夫婦での感想合戦も、何をどう言ったら良いのか探りつつ話す状態だったのですが、2回目はネタバレ気にせず思う存分出来たのでとても楽しかったです。
2回目はリョータとその家族の物語がより深く心に入ってきて
本当に良かった…!
自分も原作を読んでいた頃からだいぶ歳を重ねたので、
湘北メンバーを見る目もすっかり母親視点で
泣けてきてしまいました。
1回目は原作と比べてどう、という点においては気にしなかったのですが、あらためて読み直してからの鑑賞だったこともあり、細かいところにも新たな気付きがあって良かったです。
2時間に凝縮された映画と原作のエピソードを、頭の中でつなぐ作業の楽しさといいますか。
↑知らなくても楽しめると書きましたが、
あくまでソースはこの人で、私が見聞きしてきた中での感想ということで。
(感想は観た人の数だけそれぞれ違うものなので…。)
何が良くて、何が好きで嫌いでもいい。入り口はいつでも、どこでもいい。
あらためてそれを実感した気がします。
原作を読み終わった夫の感想は
「うん。やっぱり読んでから観に行け(笑)」でしたけど、
夫は今回の映画がなければ、
おそらく原作を読むこともなかったんだろうという気もしますし、
それはそれで良かったのではないかと。
↑私の中で映画を観に行くのは確定事項だったのですが、やはり懸念があるとすればここではあったのです。
(●●の中身は、既に公式サイトで映像を解禁しているので書いてもいいかな?と思ったのですが、一応自重…。)
内容がどうであれ、2時間の単発映画ということで、
果たして原作を知らない人が観ても「楽しめる」以前に「理解出来る」内容なのか…?と。
そういう意味で、原作にあまり興味もなさそうだった夫が一緒に行ってもどうなのだろうと。
しかしその杞憂は、上映後いとも簡単に目の前で吹き飛んでいきました。
自分の身近な人が、あんなに楽しそうに観ていたという事実が私にとっては驚きでもあり、その気持ちを共有できたことが
ただただとても幸せな時間だったのだと思いました。
↑井上先生のツイッターより引用させていただきました。
ここまで色々と書いてきましたが、
私にとっても結局のところ、これが全てだったかな、と。
知らない人には知らない人の、
知っている人には知っているスラムダンクがある。
そして、今回の映画はそれぞれにとって新しいスラムダンクだったと。
井上先生はまぎれもなくそれを私達に送り出してくれました。
途方もない時間と労力をかけて作られた映画だということは
重々承知しておりますが、
願わくば、またいつの日か新作が観られますよう。
先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
ふう。やっと書き終わった……。…ん?
何ーーーーーー!!!!?これ何ーーーーーーーー!?wwww
安西先生ーーーーーーーーーーーーー!!!!!
お正月ーーーーーーーーーーー!!!!????タプタプタプタプタプタプタプタプ
~続く~(のかもしれない……)
【後日談】
行って…きました…正月早々…😅
(興行収入100億円超えおめでとうございます!!)
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