宮本浩次氏エレファントカシマシ感想3曲
今日もまた聴きたい3曲はエレファントカシマシと宮本浩次氏のもの。
我が祈り/『MASTERPIECE』(2012年)所収
RAINBOW/『RAINBOW』(2015年)所収
Do you remember?/『宮本、独歩。』(2020年)所収
これらは宮本浩次氏の「デー」を聴く名曲たちです。「デー」とはなにか。宮本浩次氏のシャウトの一種で「デヤ!」みたいな語勢のもの。この「デー」が発される曲はぜったいにフルエナジーで、パワーチャージしたいときに聴きたいうってつけの曲たちです。
「我が祈り」は洋楽の名盤にまったく劣らない骨太かつ本格ロックの宝石箱のようなアルバム『MASTERPIECE』の最初を飾ります。「我が祈り」はこの名盤の名詞代わりのヘヴィネス担当。冒頭のデーのシャウトから美と激情の渾沌が21世紀のロックとしてものすごく格好いいのでみなさまにもぜひ聞いてほしいと祈るばかりです!
「RAINBOW」はおそらく歌詞に「デー」が載ったはじめての曲でしょう(間違ってたらすみません)。いっしゅん「day」なのかと思いましたが、虹のように希望と憤怒と絶望がいりみだれるこの曲の背水の陣のなかできざまれる心の覚悟としてものすごく格好いいです。エレファントカシマシのなかでスピード感のある曲で、最近のライブもど迫力の良さでしょう!
「Do you remember?」は宮本浩次のソロ作というよりも、あのハイスタの横山健氏とタッグを組んで制作した名曲。メロコア的疾走感のサビ前に刻まれる「デー」はものすごく強く、宮本浩次氏の歌手としての力量をいかんなく発揮しまくりです。横山健氏が自身のブログに書いた制作秘話で「倍の長さで歌いたい」と宮本氏が言い可能なのかと一同驚愕した話もすごいです。
ちなみに、日常生活ではなかなか実行できませんが、この曲の宮本浩次氏のように「うわぁー」から「デェーイ」と叫ぼうとすると、いまを本気で生きようという気分になれます。たとえばそんな風に熱い宮本浩次氏の「デー」の名曲たちについて今回書きました。読了感謝です!
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