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微笑みの国、タイの魅力ーその1

タイと聞いて何を思い浮かべますか。タイ料理にトロピカルフルーツ、タイダンスにキックボクシング、真っ青な海、山岳民族、仏教国、タイマッサージ、タイシルク、などでしょうか。ここでは、「微笑み」を中心に、タイの魅力を私なりに綴ってみたいと思います。

笑顔あふれる国

タイを訪れる多くの人が、タイは笑顔であふれていると言います。私はタイに生活していた頃には、気が付きませんでした。タイに戻るたび、タイ人はいつも笑顔で、笑いやすいと感じ始めました。
この背景は何でしょうか。

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▲タイ東北部のウドンタニー県にあるタレーブアデーンに咲く蓮の花
(写真:SIRIWAN PITTAWAY)

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▲早朝の川辺で (写真:SIRIWAN PITTAWAY)

なぜタイは「微笑みの国」?

タイは常夏の国で、食料がふんだんに取れます。世界最大の米の輸出国です。果物も豊富にとれます。自然になっているものを収穫すれば多くを賄えます。常夏なので服も夏服一着あれば事足ります。一方、四季がある国では厳しい冬へ備えたり(イソップ童話のアリとキリギリスのお話ですね)、四季に合わせて衣類も用意しないといけません。そのために懸命な労働が求められます。もちろん、その分、経済発展もします。豊かな国土で自然環境も厳しくなく、厳しい労働が求められてこなかったタイ人は、厳しい顔をしなくても日々を穏やかに過ごすことができました。

また、19世紀から20世紀にかけアジア各国が欧米の植民地となる中で、タイは植民地になりませんでした。アジアの中で植民地にならなかったのは、日本、タイ、ネパールだけと言われています。そのため、タイ人は外の人に対する警戒心が低く、笑顔を絶やしたり卑屈になる必要はなかったのです。

タイ人の微笑みは心から出ている

私が日本に来た時、店員さんの笑顔が素晴らしいと思いましたが、仕事が終わり帰りの電車で皆さんが大変疲れている様子を見ると、タイ人の笑顔とは違うものだと感じました。むしろタイ人の店員は愛想がない人が多いですが、仕事が終わってから笑顔がいっぱいの人が多いです。

今年はコロナウイルスで激減していますが、タイ政府によると年間にタイを訪れる外国人は約4000万人に上っています。

タイ人の微笑みが世界の多くの人を魅了し、タイに惹きつけていると感じています。

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▲メコン川で遊ぶ子供たち(写真:THICHA NABAE)


タイ語☆ミニ講座-1

สวัสดีค่ะ/ครับ  sa-wàtdii khâ/khráp 
サワッディー カッ/クラッ(プ)  
こんにちは!

タイ語では男女で語尾を使い分けています。女性は「ค่ะ  khâ  カッ」、男性は「ครับ  khráp  クラッ(プ)」を使いましょうね。



記事を書いた人:難波江ティチャー
日本に20年近く在住。タイの大学では、経営学専攻日本語副専攻、タイ語講師になるためのタイ語教育学専攻、日本の大学院では、経営学マーケティング観光経営専攻。現在は母であり優しいタイ語の先生です。最近は、タイ語に挑戦したいと思っている人のために、まじめなタイ語初級の本を執筆中です。本を楽しみにして下さいね!




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