熊倉ばくば

短めに

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記事一覧

またもや繰り返す

青空が青めく朝のまばゆさに何度も閉じてゆく瞼見る 満開の桜流しの雨が降るいつかの君を待つ汽水域 思い出を思い出してただけだった規則正しくばらばらになる 繰り返す…

熊倉ばくば
13日前
6

雑光

雑光の中に現る幻と飛び立つ魚波打つ水面 オレンジのサングラス掛け見上げればずっと夕暮れ暮れることなく 流れ星のように消える願い事ほんとにそれでいいんでしょうか …

熊倉ばくば
1か月前
5

時計は今しか指さない

如月の岸辺で待てばまばゆさは雪の陰影冬の有限 この空は誰の願いを叶えるの?誰も誰かは知らなくていい 今もこの瞬間だけを指し示す時計刹那に照らす雷雪 千年の命が尽…

熊倉ばくば
2か月前
7

初日の入り

夕暮れの前後の赤の多彩さのどれを思いだせば君の頬 風音と波音を消すアラートにかき消されてく僕の存在 ぐらぐらと恐怖沸き立つゆらゆらと水面を撫でる初日の入り 目を…

熊倉ばくば
3か月前
7

書いてない

あなたさえ書いてないのに読めと言うちゃんと書いてくれなきゃわかんない おふとんで朝を焦がして怒られる炊き込みご飯のおこげ思ふ 唐突にありがとうとか言われたぞ一体…

熊倉ばくば
4か月前
5

秋短い

秋空に取り残された夏の曇夕立の匂いがした直後 ポケットにしまったままにした夕日すごい洗濯機光ってたよ アスファルト蜃気楼もう見えなくてもう見えない向こう側の夏 …

熊倉ばくば
5か月前
7

夏は徒花と

夏風が君の呪いを祓えない徒花と咲き散りゆけば青 田園に夏の稲穂は生命の小さき世界の帳として 雨音を遮るために傘を差すただ回り続ける公園へ 雲間からまばらにそそぐ…

熊倉ばくば
8か月前
6

ある日突然七月になる六月

いつまでも売り切れのままの自販機はミイラ製造機だったよさよなら 終わりまで増えていくだけの年齢がもう歩幅より早く増えてく 閃きは眠気の中で瞬きて忘れることを約束…

熊倉ばくば
10か月前
9

卯月うさぎは走りゆく新緑を掴み蹴りゆく4WD

15

この風は明日雨になる 嘘は夢花は真と確かめるため

17

散るために咲くも叶わぬ誕生日

15

1kmは桜が続く堤防に花曇りから花時雨降る

10

カリカリ梅の花が咲いてる

17

止まりつつ見渡すことができなくて止まり終わったあとに見渡す

14

ありがとうの説明書には書いてなかった

14

声だけ聞いて帰ろう

12

またもや繰り返す

青空が青めく朝のまばゆさに何度も閉じてゆく瞼見る

満開の桜流しの雨が降るいつかの君を待つ汽水域

思い出を思い出してただけだった規則正しくばらばらになる

繰り返すまたもや桜繰り返す変わらないまま変われるように

信号が青に変われば走りだす前の車にずっと花びら

初夏に似た(どうであろうと花は花)卯月暮れても肌寒い夜

白波の終わりを眺め乱れ散るひかりが沈む浜辺にいたはずなんだ

雑光

雑光

雑光の中に現る幻と飛び立つ魚波打つ水面

オレンジのサングラス掛け見上げればずっと夕暮れ暮れることなく

流れ星のように消える願い事ほんとにそれでいいんでしょうか

水鳥の鳴き声にまだ意味を問う眩しいせいで目つきが悪い

君のためのパーティーだ楽しもうよ二次会僕は行かないけれど

みんないたはずなのにもうぼくのかげしかうしろにいないけどいいや

時計は今しか指さない

時計は今しか指さない

如月の岸辺で待てばまばゆさは雪の陰影冬の有限

この空は誰の願いを叶えるの?誰も誰かは知らなくていい

今もこの瞬間だけを指し示す時計刹那に照らす雷雪

千年の命が尽きる雨上がり風が吹く方へ広がる陰

夕暮れにすべてが無駄になっていく今日も空が青かったことも

探したら見つかる場所を思い出と言うんだ いつもここで待ってるよ

初日の入り

初日の入り

夕暮れの前後の赤の多彩さのどれを思いだせば君の頬

風音と波音を消すアラートにかき消されてく僕の存在

ぐらぐらと恐怖沸き立つゆらゆらと水面を撫でる初日の入り

目を細め歪めて映す光だけ識別すべくレンズを拭いた

欲望に手つかずのまま冬休み終わる夜に言い返せない

落ちてくることを期待し追いかける落ちてくることなく諦める

誰しもが必ずいつか消えていく推しは推せるときに推し尽くせ

抜け殻の様な言

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書いてない

あなたさえ書いてないのに読めと言うちゃんと書いてくれなきゃわかんない

おふとんで朝を焦がして怒られる炊き込みご飯のおこげ思ふ

唐突にありがとうとか言われたぞ一体何をしたんだ俺は

だからもう一度、をなんどでも描く挫折の形を知っています

近づけば近づくほどに消えていく冬の時雨に暖かな虹

もうだめだもうだめなんだもうだめだもうだめなんだまだやらされる

雨夜雨雲の向こう側必ず月は綺麗なままだ

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秋短い

秋短い

秋空に取り残された夏の曇夕立の匂いがした直後

ポケットにしまったままにした夕日すごい洗濯機光ってたよ

アスファルト蜃気楼もう見えなくてもう見えない向こう側の夏

許せないあの日の自分許したしお前の金のこととかついでに

立冬に残暑と言うような日差しの日を担う秋の火の部分

触れられるうちに触れようとしないでどんどん厚着になって遠い

僕だけを僕たらしめる歩みさえ何もしてないと言われたんだ

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夏は徒花と

夏風が君の呪いを祓えない徒花と咲き散りゆけば青

田園に夏の稲穂は生命の小さき世界の帳として

雨音を遮るために傘を差すただ回り続ける公園へ

雲間からまばらにそそぐそのひかりすべてがきみを無理やり照らす

生ぬるい雨の匂いがしてきたら夕立ちは去る僕も帰れる

何もかも忘れていたい夏を背に 背に 背に 背に 背にして忘れる

ある日突然七月になる六月

いつまでも売り切れのままの自販機はミイラ製造機だったよさよなら

終わりまで増えていくだけの年齢がもう歩幅より早く増えてく

閃きは眠気の中で瞬きて忘れることを約束されてる

終着を眼に映す来た道をとぼとぼ帰ることはもうなく

夏風に歌心ゆれ僕はただずっとまえからいやだったんだ

卯月うさぎは走りゆく新緑を掴み蹴りゆく4WD

この風は明日雨になる 嘘は夢花は真と確かめるため

散るために咲くも叶わぬ誕生日

1kmは桜が続く堤防に花曇りから花時雨降る

カリカリ梅の花が咲いてる

止まりつつ見渡すことができなくて止まり終わったあとに見渡す

ありがとうの説明書には書いてなかった