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腱引きとはなんぞや?

腱引きは、古来より伝承された技で筋肉、腱(筋)を調整することにより、快適な体調とする施術です。

(快適な体調とは、痛みや不快感を伴わない爽快な状態を言います)

 腱引きの技が枯渇した理由は様々であると考えられますが、この施術方法は柔術の伝承と深く関わっていたと言われています。

どの流派かは明らかでありませんが(現在、柳生心眼流の流派ではないかと言われています)、鍛錬中の当身、関節技などで痛めた筋肉や腱(筋)を復帰するために考案とされています。

武者修行などで全国を行脚し、軒を借りたお礼に施術を行っていたと聞いています。その結果、腱引きという言葉だけは、肩甲骨の裏側の腱を引く技として全国的に知れ渡っています。

明治以降、柔術の衰退と術者の定住によって、この技による施術を周辺住民に施していたのですが、完治率が高く、周りに患者を無くしてしまう現象となり、この技だけでの生活の継続が困難となり衰退してしまったと思われます。

レントゲンの発明によって骨格が視認できるようになると痛みの原因は骨の歪みと診断され、骨法を中心とする整体やカイロプラクティック「脊椎指圧療法」などが説得力を持ち全国に広まりました。

また、あん摩を中心とするマッサージは、揉みほぐす快感があり、疲労回復の一助として発達、中医学を中心とする経絡は伝統と実績により、鍼灸術として多くの方に受け入れられました。

では、腱引きはどの程度の認識を得られたのでしょうか。

筋肉、腱(筋)を中心に短時間で調整する技であり、術者が極端に少ない為、認知度は皆無に等しいと言っていいでしょう。

施術を受けた方の満足度は十分すぎるほどでありますが、あまりの短時間(5〜10分程度)の改善により、口コミによる情報も信憑性を疑われたようです。

腱引きでの体調管理は筋肉維持を基本に血管・リンパ管などの流れを重要視します。

筋肉のゆがみを除去する施術方法を用い、筋肉や腱(筋)を調整するため、部位によっては激痛を伴いますが、特にギックリ腰などは「一撃改善」と言われ短時間で元の状態に戻し、屈伸、歩行など何事もなかったような普通の状態になります。

腱引きは痛みや不快感を改善する施術であると同時に、精神的苦痛も排除できるものと思われます。

近年口コミにより、細々と伝承していた技が注目を集め始めたのは、交通機関の発達により、遠距離からでも施術を受けられるようになったことからだと思います。

発生が明らかではない腱引きでありますが、筋整流法として誰でも理解できる理論的な施術方法を考案し、現在に蘇らせ、施術者を養成できるようになりました。

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