最近の記事

2022/08/06

大学教員をやめて民間で働くことにしました.そんなわけで,主に大学院生に向けて色々と書き残します.ついでに大学教員の仕事についても,主に外の人向けに書こうかなと思います.また国立大学の若手教員目線なので,そのような条件付きの文章だと思ってください. 1. 自己紹介 2年ほど前にイギリスの大学院で博士号を取りました.専門は統計学周りです.その後コロナの影響で色々あり,関東圏の国立大学に専任講師(テニュア)として着任しました.今年の12月でやめる(予定)ので,大学教員としての歴は

    • 2021/10/4

      シオランとかヴェイユの本も自己啓発本と言えばそうかもしれない. ただツイッターで回ってきた自己啓発本×100みたなのはまた何か違う系統というか,楽して・効率的に金持ちになろうみたいなそういう気配を感じる. 僕はこういう本ばかり読む人が存在することが,正直に気味が悪いと感じてしまう.

      • 20200806

        この仕事(研究)をしていると、仕事の性質上常に問題を抱えていることになるので、仕事以外の部分は何か一定というか変化を嫌うようになる。 僕の趣味は筋トレだけれど、同じ仕事をしている人では料理が好きな人も多い。凝り性なんだねとか言われることが多いけれど、これらの趣味はやればやるだけ単調に能力なり成果が上がるので、仕事の非単調性と無意識にバランスをとっているのだと思う。

        • 2021/07/14

          個人的な博士課程の10のアドバイス 1.セミナーに参加し過ぎない.論文がかけなくなる原因になる気がする. 2.出口戦略を考えておく.博士課程の進学=投資.出口戦略がない投資ならしない. 3.フレンドリーなメンターをみつける.名前は売れてるけれど多忙で指導全然してくれないメンターは事故の基. 4.健康第一.健康を損ねまでやる価値のある研究なんて存在しない. 5.研究だけが全てじゃない.酒を飲んだり遊んだりするのも人生.研究が上手くいかなくても人生がうまくいかないわけで

        2022/08/06

          2021/07/12

          最近気が付いたこと 1 今年の西暦は2021であって2020ではない.過去の日記も2020年になっていた. 2 大学と言う場所は研究をしなくなるインセンティブが兎に角多い.論文を書くと給与はべつにあがらないけれど,書くのに時間とられるし,査読の機会も増える.打ち合わせの時間も増える.時間をかけて研究費を取ると,訳の分からないことしか言わない会計担当と不毛なやり取りを繰り返す必要がある.

          2021/07/12

          2020/06/04

          なにかこう成長という言葉にとてつもなくウンザリすることがある。30にもなって聞きたい言葉ではない。 人口成長だ経済成長だ人間成長だ、とにかく鬱陶しい。僕は別に自分が何か成長なり進歩することに対して否定的でないけれど、それを他人というか社会から言われ強制されると殴りたくなる。 自殺をいいともしたいとも今のところは思わないけれど、自殺が悪だという主張も、人口が成長することが良いことだという思想が背後にある気がして白々しく思える。 なので正直にいうと経済成長やら人口成長に興味

          2020/06/04

          2020/05/28

          友人とちょっと賢いだけの嫌な大人になりたくないねとよく言っていた。 そういう大人になってきた自覚が悲しいかな最近ある。そうなりそうだから自分でそうならない様に口にしていたふしがある。 ちょっと賢いだけの嫌な大人なので、何か賢そうなことは言えるようになったけれど、僕が述べた言葉が言葉を呼んで、翼をもって飛び回るようようなことには、三島が言ったことのようにはならないと思う。

          2020/05/28

          2020/04/05

          ビリー・コーガンがリル・ピープは彼らの世代のカート・コバーンだと述べている記事か何かを読んだ. なんか平均寿命は延びてるのに27クラブから随分と若返りが進んでるなぁと思ったり,じゃあ僕の世代のカート・コバーンって誰だったんだろうと思ったり. ピート・ドハーティは例えばどうか.もちろんなくなってないけれど,もし27歳くらいで亡くなってたらそうなってたのかと考えると,そこまでアイコニックでもないなと. うーん,なんか僕位の歳(30歳前後)ってこういうアイコニックな人がいなく

          2020/04/05

          2021/03/28

          よく行く飲み屋に行き,よく酒を飲んだ. 途中美大生の女性がお連れさんと来店して,近くにいた人と豊田利晃の青い春の話になった.ミシェルのドロップという曲がカッコいい.僕は多感なのにもかかわらず,ミシェルとエヴァはそんなに通ってない中年.エヴァそんなおもろいか? 基本的な話は多感な時期のちょっとぐれてる高校生が,はけ口がわからないまま暴れたり,遊んだり,自分探ししたりみたいな,まあスタンドバイミーみたいな感じ. 木村という登場人物がいて,彼はまあちょっとグレてるんだけれど真

          2021/03/28