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ケンミンショウまじサンキュウ!


以前、割と前。
秘密のケンミンショウで京都のパン文化が紹介された

京都はパン消費量が日本一。

京都で22年育った私もパン屋さんにはよく行くし
あまり実感はなかったが、
確かにパン屋さんは昔から身近な存在だった。

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割と誤解されがちだが、
京都人はみんな懐石料理とか鮎とか
食ってる訳ではない。
サイゼとかあるし。ラーメン屋も多い。
何より王将は京都発祥だ。


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そもそも、大学が多いので下宿大学生が多い。
しかも、その学生が京都で就職して
そのまま住み着いたパターンとか結構いる。

なので割と「生まれも育ちも京都」みたいな人は
少なくとも市内では、そんなマジョリティではない。

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ままそれはさておき、

京都のパン文化が紹介されて
少なくとも私は、嬉しかった。とても、
京都が”古都”以外の分野で褒められることは貴重だからだ。
人って自分で気づかない長所を褒められると嬉しい。

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京都市民は古都アイディンティティを
めちゃめちゃ誇りに思いつつ、
正直、辟易しているところもある。
死ぬほど外貨を稼いでおいてなんだが。


紅葉シーズンに生活インフラのバスが激混みしたり、
(キャリーバック持ってるやつマジ無理)

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駅のトイレが汚くなったり、
(ペットボトルとか置くやつマジ無理)

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観光客が舞妓さんにちょっかいを出したり、
(いらんことすんな)

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いわゆるオーバーツーリズムが深刻なのだ。


花街祇園の撮影禁止はそんな深刻な背景がある。
興味ある方はこの記事とかいいと思う。


観光客に優しく住民に厳しい。
これが京都の実態だったりする。

住民税は安いんだけどね。


まあまあそれはさておき、
問題はここだ。

「その中でも京都府民に大人気!志津屋のカルネ!を紹介します!」

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あーー。なるほどね。
まあっ、、まあ、うん。そうだね。


知らない人のために一応書くが、
志津屋は、京都にある最大手パン屋チェーン店だ。

高校野球でいえば龍谷大平安みたいな感じ。

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進々堂とかも人気だが、
やはり知名度NO.1は志津屋だろう。

その中でもカルネは、いえばエース。
野球でいえばエースで四番。

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フランスパン生地のバンズにハムと玉ねぎが挟まっている。
シンプルサンドイッチみたいな。
マーガリンのみで余計な調味料はない。
シンプルにおいしい。

カルネ 志津屋

まあ人気だ。超人気。
実際、志津屋の中でもカルネはあきらかにストックの量が違う。

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まあ、値段が安いこともあって、
「とりあえず1個」って感じで買う人も多い。

そう。

志津屋のカルネは強豪校のエースで4番。
ま、ある種1番かもしれないがそこは置いておこう

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それが「ケンミンショウ」という全国区番組で紹介されたのだ。

嬉しかった。ありがとうケンミンショウ。

でもね、ケンミンショウ。
あとちょっと、もうちょっと、
わがままを言っていいのなら、少しだけ言わせてほしい。


それだけじゃないんや、京都のパンは、、、


めっちゃ好きなバンドとかいる人ならわかると思う。

昔から応援していたバンド。

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コアなファンはいるがいまいち鳴かず飛ばず。
いいのになーこのバンド。なんでみんな知らないんだろ。

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それがやっと、ヒットしたドラマとかアニメの主題歌で売れて
MステとかFNSとか出るようになってきて
やっと「売れてるバンド」になる。

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ほらな。私はこのバンド売れる前から知ってたぞ。
来るってわかってたぞすごくない?
もしかして私、流行るバンドわかる能力あったりして。フフ。

しかし喜びは束の間。

世間のバンドのイメージは

そのバンド=主題歌

なので、会話の中で、「〇〇のファンです。」とか言うと

「あーしってるしってる。(主題歌)の人でしょ。」

とか言われたりすることが増える。
その時、

(いや。そうやで。めっちゃいいでその曲。
そうやねんけど、それが代表曲かっていわれると、、、

前のアルバムの曲もめっちゃいいし、
インディーズにもいい曲あるし、
ただたまたま、世間の大きな力が
それを押しただけなんや。

でもやっと売れた手前、この人気に水を差してはいけない。
世間に知れ渡ったこと自体ありがたいことやし。
にわかが受け入れられるのが人気コンテンツやからな、、、)

の葛藤を経て、


そうそう!(主題歌)の!!


志津屋のカルネはそんな
好きなバンドの1番有名な曲は主題歌現象と似ている。

カルネもうまいよ。志津屋いいよ。そらもちろん。
でもそれがベストって聞かれると
賛否両論あるっていうか、
少なくとも私は、、、

ここまでの感情じゃなくても、
京都市民なら思ったことあるんじゃないか


京都のパン屋の本気はこんなもんじゃない。



2019-12-03 19.00のイメージ

この地図は私が個人経営のパン屋さんをタグ付けした地図だ。
もう一度いう、個人経営のパン屋さんだ。
代表的な志津屋はもちろん進々堂やケベッケンをはじめとした
2個以上のチェーン展開する店を除いた。
完全個人経営のみ。しかも宇治市とかは入っていない。京都市のみ。
数えたら120店あった。正直引いた。

断っておくが、これはアンチ志津屋ではない。
志津屋はすごい。カルネも何回も食べた。あれうまい。
けれど、、、

京都は!もっといろいろある!おいしいパン屋!

そんな勝手な思いとともにこのnoteははじまった。
パン屋さんを探している人も、暇つぶしの人も見てってくれたら嬉しい。
スキとかフォローとか、はたまた購入してくれたら、
めっちゃ嬉しい。

2000字以上の文章読んでくれてありがとう。

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