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過剰(不足)な世界で〜医療編

医療編、とタイトルを付けてはみたけれど…
病院で過剰や不足を感じたこと、自分が経験したことに限って具体的に書いていくだけでもキリがない気がします。
現代医療自体が「過剰(不足)」で成り立ってしまってるんだと思います。
もはやどうすることもできないのでは?

私自身、体のあちこちの不具合を愚痴るお年頃に入ってますが、周りの年上のお姉さま方は、ちょっとでも身体に異変があれば「早く病院へ!」「検査してもらって!」と口々に言います。
このあいだも、お腹に違和感を感じているけど掛かり付けのお医者さんが相手にしてくれないという話をされていた方がいて、寄ってたかって「大きな病院へ!」と説得してました。
私は黙ってました。
すると、しばらくしてその方がこそっと話しかけてきたんです。
「なんかね、行く気がしなくて…いいよね?」と苦笑いしながら。
私は笑顔で頷きました。

数年前の私だったら違っていたかもしれません。
他の方たちのように、病院へ行くことを強く勧めはしなかったと思いますが、困惑して首をかしげてたかな?
今は自信をもって、「病院なんか行くもんじゃありません!」と、伝えた、のではなくて、
自信をもって、「自分のしたいようにすべきですよ」と。
たぶん伝わったと思います。

様々な人間ドラマを見ていれば、現実を見れば、どっちがいいかなんて言えません。
「早期発見!」が幸いになることもあれば、残酷な不幸を招くこともある。
なのに、前者の例ばかりがピックアップされ、後者は…目を背けられてしまう。
幸いを期待するのって、善意っぽいですが、雑でもあります。

本来であれば、医療行為の一つ一つが本当に正しいのかどうか検証、議論されるべきなのでしょうが、無理でしょう。
現実と向き合えない人が多いのは、一般人も専門家も同じこと。
病院の中で日々、繰り広げられている感謝と感動のドラマはあまりにも輝かしく、医療業界の闇なんて・・・以下略。

そもそも、科学や医学がいつも正しいわけではありません。
とにかく選択の自由を奪うことだけは止めてほしい。
自分のことは自分で決めればいい。
それだけだと思うんです。
医療に依存したい人はしょうがない。
邪魔はしませんから。
だから、私のように救急以外は医療と関わらないと決めた人間のことも尊重してほしいのです。

この4年間を経て、救急でない限り病院とは関わらないという思いを強く持つようになりました。
過剰と不足に巻き込まれないように、関わらない方が健全に決まってます。

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