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ブライスキャニオン国立公園のこと

ベネットの森へようこそ。

こんにちは。ベネットです。

今日はnote4ページ目ですね。

昔むかし、20年ほど前に訪れた、アメリカ国立公園ブライスキャニオンのおはなしです。

それ以降、何度もアメリカの地を踏むことになるのですが、これは私にとって人生で初めてのアメリカの思い出です。

私の両親は、かつてカリフォルニア州に住んでいたため、私は幼い頃からアメリカの話を聞かされ育ちました。ですので、「ブライスキャニオン」という場所があるのは、なんとなく知っていました。「とても不思議な場所」ということも聞いていました。

幼い頃からあたり前にアメリカの話を聞かされて育った私には、「いつか行って見たいな」という思いが少しずつ芽生えます。これも、自然の流れなのでしょう。大学生の頃、思い切ってブライスキャニオンを訪れる現地発着のツアーに参加することを決心したのです。

海外旅行はそれなりに慣れていましたが、初めてのアメリカに初めての一人旅行。さらに、見ず知らずの人と1週間旅をすることにも、それなりに緊張をしたものです。

いまのように気軽に使える携帯もなければ、グーグルマップもありません。いま考えればまだ不便極まりない時代。でも、それが良かったのだろうと思います。不便から生まれるものは、知恵と勇気なのかもしれません。

アメリカ旅行の目的のひとつが、このブライスキャニオン国立公園でした。「不思議な場所」それは一体どんなところなんだろう。

ワクワクして、ロサンゼルスから車に揺られたものでした。

が、聞くのと見るのでは大違い。当然ですが、本当に雲泥の差です。


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この景色を目にした瞬間、

「ここは地球なのか!」

と、衝撃を覚えたのを、今でも鮮明に覚えています。

「こんなところ、来ちゃって良いのか」

そうも、思いました。

私はあまりにも何も知らずに、アメリカの国立公園めぐりを始めてしまっていたのです。ザックも持たず、トレッキングシューズも履かず、気軽なおさんぽ程度の格好でトレッキングを始めたのは、いささか、アメリカの大自然に対する冒涜だったのかもしれません。


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とはいえ、二十歳やそこらでこの景色を胸に焼き付けられたのは、今思えば本当に恵まれていたのだろうと思います。

一生のうち、出会える場所、出会える人は、ごくごくわずかです。

二度と訪れることが出来ない場所かもしれません。

それでもやはり、一度でも自分の体で味わった土地というのは、魂の特別な記憶になるのだと思います。


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一生のうち、出会える場所、出会える人は、あとどれくらいなのだろう。

そんなことを思いながら、noteを記していきたいとおもっています。


Bennet





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