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【極私的音楽雑記】#3 ラジオでユーミンを知る。不二家のCM曲はみんな名曲だった。(1976年②)

小学生の頃からラジオもよく聞いていた。
自分のラジオも持っていたし、家族でドライブに出かけるとAMラジオが流れていた。(確か車にはAMチューナーしかついていなかった)
よくロイ・ジェームスの「不二家歌謡ベストテン」がかかっていた記憶がある。(きっと日曜の朝の番組だったからだ)

その不二家のCMソングを担当していたのがユーミンだった。
その時はユーミンという名前は意識していなかったが、曲はしっかりと頭にこびりついた。

不二家ソフトエクレアのCM曲は、1974年「やさしさに包まれたなら」、1976年から「ほっぺたにプレゼント」だったようだ。
特に後者はリリースされてないらしいが「ソフトエクレア〜♪ 風のセロファンで〜♪ 包んだわた雲なの〜、ほっぺたにプレゼント♪」というメロディーはその頃の情景をフラッシュバックさせる”エモい”メロディーだ。

1975年に「あの日に帰りたい」が大ヒットしてラジオで何度も流れていた。「ルージュの伝言」、ハイファイセットの「卒業写真」、バンバンの「いちご白書をもう一度」も1975年の作品だ。「中央フリーウェイ」が1976年。

今考えると後世に残る名曲が、ユーミンが21~22歳ぐらいのこの頃、数年のうちに量産されていた。

ただ当時、中学校のクラスでユーミンの話をした記憶がない。
フォークギターを始めたまわりの中学男子らは「22才の別れ」は練習していたがユーミンにそれほど興味があったとは思えない。
ユーミンは歌謡曲ともフォークソングとも異なる少し異質な音楽だった。(ニューミュージックという言葉が浸透するのは少し後だったと思う)

そもそも、この時の自分にとってもユーミンの音楽はまだ主体的、意識的に聴く対象ではなかったように思う。
ただ随分と時を経た今も当時の情景と共に印象深く残っている。

その後もユーミンは高校、大学、就職後を通じて印象を変えながらずっといた。


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