「特別支援学級」という歩み方
昨日は小学校で面談だった。
担任の先生と、特別支援コーディネーターの先生。
特別支援の先生には、去年、発達支援センターに相談に行く際の書類を作ってもらっていたので、その経緯もあってかな?と思った。
「特別支援学級に入ってはいかがでしょうか?」
は?
特別支援学級?
なんで?
うちの子、知能は正常範囲内ですけど。
が、まず正直な感想ね。
特別支援学級ってさ、どんなイメージ?
わたは、知的障害や身体障害がある子が入る学級、というイメージ。
身体障害のある子は見たことないけど。
古い言い方で言えば「知恵遅れ」の子が入る、というイメージ。
私らの時代は、というか、私の母がそういう見方、言い方をする人だったんだろうね。
昔は呼び方も『特殊学級』だったしな。
昨日は夫と共に行ったんだけど、【別室登校】をお願いしようと思って行ったので、その提案にはびっくりした。
でも、先生方から説明を聞いて、それもいいかも、と思った。
担任の先生からは、
クラスのざわざわが気になるとのことだったので、授業中の私語をさせないようにした。
視覚情報もうるさか感じるとのことだったので、教室内の環境にも配慮した。
安心して学校に来れるように、いろいろ考えてみたけれど、どれもうまくいっていない。本来伸ばせるはずの能力が、『学校に来るか来ないかの闘い』になってしまっていて、気の毒。
とのこと。
先生、疲れた顔をしていたな。
そりゃそうだよね。クラスに1人でもそういう子がいれば、担任は悩むよね。
そこまでの配慮があったとは…
さすがベテラン。
ありがたいことこの上なしです、ほんとに。
特支の先生からは、
特別支援学級に行けば、個々に合わせた過ごし方、時間割も組むことが可能。
通常級との交流もあるし、行事も多い。
長男の場合は知能が通常範囲内なので、支援学校に行くこともできないし、受験は普通に、将来的には【自立】を目指さなければならない。
どのタイミングかわからないけれど、いずれは通常級に戻す。
とのこと。
受験。
将来。
自立。
不安にならないわけがない。
ないけど、敢えてもうそこの悩みは先延ばしにすることにした。
それよりも今は、この世界が安全で安心で暖かくて、世界はどこまでも広いことを息子に知ってもらいたい。
怖いこと、嫌なこともたくさんあるけど、でもそれ以上にこの世界は楽しいんだよ。
というわけで、夫も異論はなかったので、その場で受け入れをお願いし、翌日から入れるようにしてもらった。
ただ、通常級から支援級に移るには、在籍異動を教育委員会に申請しなければならないそう。
まず、そこでの生活がうまくいくかわからない。
そして、申請が通るかもわからない。
まずはお試しでやってみましょう、ということになった。
実は特別支援学級に憧れていた息子。
「あのクラスに行きたい」と言われたことがある。
「自分のペースで勉強したい。」と。
息子はうれしそうだった。
翌日になることを楽しみにしていた。
今朝は、新しい教室、新しい先生、新しいクラスメート、と、新しい揃いが不安だったようで、「なんじかんめで帰れる?」とか、「ママやっぱり昇降口まで来て。」(昨日は車から1人で行ってみる、ということになっていた)みたいな発言があったけど、「行きたくない」という言葉は久しぶりに聞かなかった気がする。
結局、教室の前までついて行ったんだけど、泣きながらも私にしがみつくことなく、先生に手を引かれて入って行った。
どう過ごしているのかな。
先週は毎日給食前に電話がかかって来てたけど、
今日はまだ学校から電話来ない。
こんなに大ごとになると思ってなかった。
時間が経てば、去年みたいにだんだん教室て過ごせる時間ぎ増えて行って、「大丈夫そうだね」となっていくだろうと思ってた。
でも、今年は日に日に状況が悪くなって行ったんだよね。
もし不登校になったら、その先の未来が見えなさすぎて不安で、こんなにギャンギャン泣いているのに、ここまでして学校に通わす意味ってなんなのかわからなくなりながらも休ませる勇気も持てなくて、騙し騙し連れて行ってた。
それにしても、今の子ってすごいな。
特別支援学級に対して、全然偏見を持っていない。
今朝夫が「俺らの方が頭が古いんだよね。時代についていけてない。」って言ってて、本当にその通りだなと思った。
ここ最近は不登校の記事を読み漁ったり、不登校カウンセリングのことを調べまくったり。
不登校は十人十色、対処法に正解なんてない。
学校に行かせ続けることも、休ませることも、やってみないとわからない。
その子を見るしかない。
そして、「不登校児」という一括りでなく、「その子本人」を見てくれる人と二人三脚をしていくしかない。
実家含め、外野はほっとけ。
一般論なんてクソ食らえだよ、マジで。
そして昨日は児童精神科の予約も取ったよ。
電話問診1時間!
でも思ったより早い時期に診てもらえることになったので良かった。
まだ私の「仕事どうするか問題」が残っている。
一見息子のいざこざアレコレのために仕事をどうするか悩んでる、と思うと思うけど、本当はそうじゃない。
私自身の問題なんだ。
というところまではわかった。
本日はここまで。
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