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結局日本は世界でどう思われている?建前抜きの率直な感想。

最近は少し落ち着いたような気がするが、一昔前から「日本再発見」「クールジャパン」などという言葉がテレビやメディアを席巻している。

これらの言葉は日本を主に外国人に売り出していくために使われ、「日本は世界からどう見られているか」「外国人が好きな日本の観光名所」などを検証する番組などで頻繁に目にする。

日本人としての誇りをもたらすという点でかなりウケが良いテーマではあるが、その一方「ナショナリズムをあおる」や「必死感がすごい」といったネガティブな意見も多く聞く。

実際、外国人にわざと日本人が喜びそうな回答を求めたり、無理に他国を比較したりといった事例があり、正しい世界から見た日本の評価を伝えられていないような気もする。

そこで、僕が人生で会った様々な外国人たちの反応、留学先での経験をもとに僕なりの見解を書きたいと思う。

果たして、日本は他国から本当にウケが良いのか、はたまたそれはすべて嘘で日本を嫌う外国人は多いのか。

結論から言えば、総じて世界中の人々は「日本を世界の中の一国」としか見ていないことが多い。感覚としては「ややポジティブ」くらいだろうか。

誤解を恐れずに書くと、ほとんどの外国人は日本にそこまで特別な興味を持っているわけではない。もちろん、アニメや漫画、テクノロジーなどは世界中で認知されていて、それらの分野で言えばかなり評価は高い。しかし、それ以外の面においては、日本は残念ながらあまりよく知られていない。

また外国に旅行すれば「日本人だから」という理由で特別扱いを受けたり、神格化されるということは極めて稀だ。

特に先進国に行けば、日本人はたくさんいるので「あ、そう」っていう感じで終わることがほとんどだ。発展途上国に行けば、興味を持ってくれることもあるが、それはシンプルに日本人に会ったことがある人が少ないからだ。

これは留学に行った時も同じである。結局「個」の力を持ち合わせていなければ、現地で友好関係を作ることもできなければ、信頼を得ることもできない。とにかく日本について知らない人が多いので、留学する際は、自分の行動によって日本の印象が決まると言っても過言ではない。

したがって、「日本人だから」という理由で見栄を張ったり「アジア人はどうせ差別される」といった変にネガティブな感情を抱いたりすべきではない(後者の場合はほかのアジアの国に失礼にもなる)。

自分は日本の良いところを体現して日本を教えてあげるんだくらいの意気込みと、他の文化に対する同等のリスペクトを持ち合わせていれば、日本に対しても「あなた」個人に対しても莫大なリスペクトが得られるだろう。


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