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【シャニ3rd福岡Day1】はじめてのライブ現地レポ

 

 「アイドルマスター シャイニーカラーズ」というものに触れて、はや1年と1か月が経った。

 そもそもコロナ禍で時間が有り余ってるときに触れたコンテンツだったので、当時はこういったコンテンツの華とも言える「ライブ」というものにあまり実感が湧かなかったのだ(実際その時に2ndとか延期になってるし)。

 その認識が変わったのは2020年秋の「MUSIC DAWN」のとき。

 そもそも、声優ライブはもちろん、どんなアーティストのライブにも参加したことがなかったので、生で(配信だけど)初めて参加したライブがこのMUSIC DAWNだった。

 そして演者の皆さんのパフォーマンスにこれでもかと圧倒され、オタクは画面越しに消し炭となってしまったんですね。

 「ああ、現地で観たいなあ」

 そうノクチルの「あの花のように」を聴きつつ、ボロボロ泣きながら思ったものです。

 でも、自分は現在中国地方某県在住の田舎民。そしてバイトで細々と趣味の金を稼ぐ学生の身。「幕張メッセ」なんてものははるか彼方、三蔵法師が目指す天竺のようなもので、そう軽々と遠征なんかできるもんじゃないんですよね。

 あ~あ、現地でペンラ振りてえなあ…、そう思っていた僕に舞い込んだ「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 3rdLIVE TOUR ~PIECE ON PLANET~」の情報。


 …………

 …………

 …………


 は?ツアー?


 そう、シャニマスは3年目にして名古屋、東京、そして福岡をめぐるツアーライブを敢行することとなったのだ。

 福岡。なんと現在住の地から在来線でも数時間の距離である。


 そして、



画像1今日は晴れてるねぇ〜w


 

 来ちゃった!!!!!

 推しのほうから近づいてきてくれたのだ、こりゃあ行くしかない。

 ゲーム先行で福岡両日を応募し、Day1が当選。開催前週にいそいそとAmazonでミックスペンラとUOを購入。事前物販は買いそびれたが、そんな金はそもそもなかった。

 しかし、よく開催してくれたものである。開催数週間前、福岡県には緊急事態宣言が発令。期間がライブ日程と丸被りだったので、正直無観客も覚悟した。それでもやってくれたことに、本当に演者様、スタッフ様には感謝しかない。マジで感謝しかない。

 ということでやってまいりました福岡。移動中にTwitterで会う約束を交わしたフォロワーの同僚Pと合流、名刺交換と軽く雑談を交わしつつ推奨入場時間(ソーシャルディスタンス確保のため決められている)を待っていた。3名のオタクの皆様、その節はありがとうございました。おかげで、慣れないライブ前の空気感に吞まれずに済んだんだと思います。

 現地の向かい側の建物ではワクチンの接種をやっており、会場前は若いオタクと、ただワクチンを打ちに来た元気な高齢者の皆様が混在するカオスな状況だった。ただかなり年配っぽいのに、アンティーカのTシャツを着てる方もいて面白かった。もしかしたら九州凱旋を果たした恋鐘のために応援に来た長崎の父ちゃんだった可能性もある。

 会場内に入ればオタクとも散り散りになる運命。会場である西日本総合展示場新館は、ドームみたいなスタンドがあるわけではなく、言うなれば体育館型の会場。平らな会場にパイプ椅子がずらりといった感じ。

 僕はCブロック。全席を4ブロックに分けて前からAブロックなので、半分より少し後ろといった具合。前左後ろと人はいたが、右ががら空きだった。恐らく時世柄来ることができなかったのだろう。


 さあ、いよいよ開演。

 ステージの両サイドにあるモニターはしっかり見えるので、最悪こっち見ればなんとかなるなと思ったところで開演前挨拶。努とはづきさんのお話を聞き、overtureだ。

 名古屋、東京と全公演配信で観てきたので、もうそろそろ見慣れてきた映像と音楽。ただ、最後のほうは各会場ごとに違っている。福岡は属性曲がsolからなので、太陽につなぐovertureだった。もう涙腺が軽くやられていた。恐らくオリジナルの曲だと思うが、シャニマスのどこかで聞いたような、そんな心揺さぶられる曲。プラネタリウムのような光の演出も相まってさっそくヤバかった。


 そして属性曲~StWのターン。


 (あれ、ちょっと待てよ、シーズいるんじゃ…やっぱいるじゃん!)


 Cブロックからは顔なんて視認できないので、モニターを確認するほかなかったのだが、なんとなーく「(人)多くない…?」という感じはした。

 福岡公演からは最初からシーズの二人が参戦している。まあこの事実があったから早々と存在を認識できたので、東京公演のサプライズは現地ではおったまげたのではないかと思われます。


 そしてここらへんで、現在の自分の席の価値を知る。

 3rdライブは箱型のゴンドラを使用し、ステージも階段のついた二階層のものになっている。

 (一階の真ん中見えね~~~)

 下の段のドセンターがちょうど前の人の頭に被って見えない。まあこればっかりは物理的に仕方ない。モニターががっつり見えるだけ恵まれている。

 ただ、箱型ゴンドラに乗っている演者さんや、上の段は普通によく見える。この後のTwinkle Wayは基本的にステージの上の段で完結していたので、結構動きが見えた。表情をモニターで、ダンスなどの動きを肉眼で観つつ、慣れないペンラを振った。

 イルミネ2人のステージというものにも、安定感が出てきているように思う(安定感に関してはどのユニットもそうだけど)。灯織役のれいれいは名古屋公演のみの出演だったので、その後は真乃役のひとみんとめぐる役のだまゆの2人でイルミネとしてパフォーマンスをしている。イルミネ Big Love なので愛おしくてたまらず、青いライトを振っていた。

 続けて待ち受けるマージナルマン。誰だお前は。

 ダブル・イフェクトはそもそもダンスがかわいい。アルストに関してはどの衣装でも思うことだが、なぜそんなふりふり衣装を着こなせる?どういう人種だ? というか歌いだしの典子で、東京Day2の姉妹ストロメリアの頑張りを思い出して、感動するものがある。向かい側の施設でワクチンを打っているとは言ったが、我々はここでアルストロメリアによる聴くワクチンを浴びている。

 ぶち上げ五ツ座流星群。完全体となるのはDay2だが、この4人流星群も見慣れてきたものですね。果穂役のぴよが「4人が見納めなのは嬉しいようで寂しい」と言っていたが、確かに分かる。5人の完成版が見たい!という気持ちの方がそりゃ強いが、心のどこかで(いや、凛世のラブリーパイレーツ!や樹里のやけくそチアーもいいんだよな……)と思ってしまっているのが正直なところでした。

 Black Reverie。この曲も特に観やすかった(ゴンドラ&上段ダンス)。アンティーカは3rd全通だし、全員パフォーマンスもレベルアップしているのだが、特に摩美々の声と霧子の声は、2ndからこの短期間でめちゃくちゃ通るようになったと思う。今までだと、歌えてはいるもののたまに苦しそうにしたり、声量が落ちてたりしたのだが、3rdライブで披露していくたびに、どんどん声量が上がっていたように思える。ラスボスが進化していくのは反則だ。

 休ませてくれないHide & Attack。マージでストレイライトしか勝たん。お面投げとあさひ役のゆっきーのフード脱ぎを生で観れてあさひの女にされた。ペンラ振るのもほんとに楽しい曲の1つだった。冬優子役のえりちが徐々に「ふゆ」を会得している様を見て、戦々恐々としている今日この頃です。

 強すぎるGWのA面ゾーン最後はいつだって僕らは。もうライブでは10回近く披露していて、もはや貫禄すら感じる。円香役のちゃんりおはいつも本当に円香に徹してくれていて、見て聞いて、そして現地で感じて「円香……」となる。あとこれは余談なんですが、サビの「いつだって僕らは 精一杯僕らは」のところのステップが天塵の「てってんてててん てーてーててん」だと勝手に思っている。「そうか?」と思ったPさんはアーカイブで見てみてください。違うと思ったらごめん。


 ところで、この辺から周囲の席の方々の応援スタイルが分かってきた。

 左に座っているPは友人と二人で来ているらしく、普通にペンラを振っていた。結構ガチ装備だった。

 真後ろのPはペンラを持たず、なんとUOのみでの参戦。なのでUO曲では隙あらばUO折ってた。流石にダブル・イフェクトとかでは折ってなかった。

 面白かったのが斜め左前のP。ペンラもUOも持たず双眼鏡を持参していたが、ところどころ振り付けをコピっていた。大胆に踊っていたわけではなく、手首や足踏みで踊ってた感じ。かと思えば後方腕組みしたり、また双眼鏡を覗いたりと、小振りダンス→双眼鏡→後方腕組みをループしていた。


 セトリに戻る。

 抜け駆け明太子事件からの純白トロイメライ。やっぱこの曲、ペンラ振るのクッソむずいっすね。ダンスが基本下段で展開されるので見えづらかったが、歌声にとにかく圧倒された。特に三峰役のるなーんはすごい。ラスサビ前の三峰パートはもう音源じゃ物足りないです。咲耶役のアンちゃんの歌唱力も中々。「寂しさも」の感情の乗り方、本当に好きです。

 出棺。Anniversary。(ああ……)とペンラをゆっくり振りながら聞き入っていたが、左のPがペンラを胸に当てながら直立不動で聞き入っていて(消えるんかな……この人……)と思ったりした。

 あの花のように。名古屋以来の乗り物パフォーマンス。ここでCブロックワイ、(これ、どこまで来るんだ……?)とそわそわしだす。すると乗り物はBブロックとCブロックの間を通過して折り返すではないか。これまででけえ公園の端から端ぐらいの距離感だったアイドルが、急に教壇から教室の一番後ろぐらいまでの距離感になった。(ちっっっっっか!!!うわてか顔ちっさ!顔良すぎ……)と思いながらノクチル全員にペンラを振っていた。(実在したんだな……シャニマス声優って……)そんなことを思いながら、圧倒的ファンサの雛菜役おみほと、ブンブン手を振って可愛い小糸役さらんちゃんを見上げながら、我々はノクチルの漕ぎ出だす光の海になっていた。花火なんて見ている余裕はなかった。

 そして運命のソロパート。正直なところ生で聴けたら死んでもいい担当のソロや推し曲はもう別日に済んでいる。しかし、ソロ曲はマジで全部いいので、はずれ無しくじを引いている気分だった。

 一曲目、時計の音で分かるGoing my way。見たよ、ソロ曲のさや姉。髪の毛先まで意識したハロプロ仕込みのダンスと歌唱力で会場を圧倒してるの。これを言うと怒られるかもしれないが覚悟して言うと、個人的に愛依ソロはソロ曲の中では地味なほうだと思っていた。だが生で見ると訳が違う。俺の中であの曲は化けた。マジで歌もダンスもうめえ。VoDaVi全部強え。

 二曲目、statice。いやまあ、これまでのノクチルパフォーマンスでも分かってたけどさ、わくわくさんの歌唱力は化け物だよ。本当に透のようにのびのびと歌うし、少し前に透G.R.A.D.を読んだというのもあり(頑張りたいんだな、透……)とでかめの感情を抱えてしまった。

 三曲目、凱旋、アポイント・シグナル。福岡で披露できたのは本当に嬉しかっただろうなあ。コミュ中でも「凱旋ライブがしたい」と言ってた恋鐘を、福岡まで連れてこれたという事実も嬉しいですよね。後で気づきましたが、あんだけ動いて乗り物にも乗って、全く声がブレてなかった。こける演技のときでさえしっかり歌ってたし、かりりんの舞台女優経験者の底力というものも感じられました。そして単純にこの曲が好きです。

 四曲目、Darling you!。山口出身の千雪さんもある意味凱旋なのかもしれない。HAREBARE! かDarling you! は絶対現地で聴きたいと思っていたので、めっちゃ嬉しかった。典子…………。

どけ!俺がダーリンだぞ!とか冗談で思ってたら、業務連絡でマジでダーリンになりそうでたまげたけど。

 B面ゾーン再開でDestined Rival。このパフォーマンスを見るたびに(声優とは……?)と考えさせられる。俺の知ってる声優はダンスバトルとかしない職業なんだけどな……。あとこの曲は二番のサビ前の冬優子の「Bet my life」がクソ好きです。分かれ。

 学祭革命夜明け前。(コールしてえ……)を地で行く曲。いやマジでコールしてえとしか言えねえ。コールしてえ。いやほんとにコールしてえ。コールしてえなあ……。これを書いてるのはDay2後なので、智代子役のはるすけが参加したバージョンも見たのですが、全員揃うと違うね、やっぱ。いや五ツ座同様、4人バージョンもいいんだけどさ。

 そしてHappy!Funny!Lucky!。名古屋のスローモーションを聞いて以降、これも泣き曲になったという声をよく耳にしますが、僕は最初からこれを泣き曲認定しています(謎マウント)。「おっとはみでた黄色 そうだこれで虹をかけよう」を聴いたときから、チエルアルコおじさんも兼任している僕は泣きました。またいつか、灯織もいるこの曲がライブで聴けたらいいなと思います。

 

 でね、ここからですよここから。


 現地はず~~~~~~~っとそわそわしてたんですよ(あいつらはいつだ…?)と。直前のイルミネMCですべてを悟ったプロデューサーたちは暗転後全員緑と赤のペンラを準備。今まで曲前ではどこでも起こらなかった、期待の混じった拍手。

 そして流れる治安の悪いイントロ。OH MY GOD。 

 そこにいたのは「アイドル・七草にちか」と「アイドル・緋田美琴」。

 縦ノリ系すぎて、オタクには少々リズムに乗りがたかったということは置いといて、「SHHis」の正真正銘初ユニット曲の舞台が目の前で繰り広げられていた。いや、ダンスえっぐ……。いやハモり……、いやフル!そうだフルじゃん!

伝説の一瞬を目撃しているのではないかという事実に打ち震えながら、間奏のエグダンスパート、暗転、鳴らす指。そして、


「Shh……………………」


(……………………!!?)


 息を呑んだプロデューサーたちによって会場は静寂に包まれ、そこはSHHisの領域になった。

 呼吸困難になりつつ、これが初ステージであるということ、そしてそれをその場で目撃できたことに感激してしまった。Oh my godはまさしくこっちの台詞である。

 息を切らし挨拶する二人の話を聞きつつ、放心状態だった。頭の中はすでに(明日、配信でもう一回観たいな……)だった。本当に魅了された。されつくした。

 そもそも僕たちはまだ、シーズがシーズとしてああやってステージに立つまでの軌跡を追えていない。まだ二人のパーソナルに触れただけで、ユニットとしての形には触れられていないのである。将来あるべきシーズの姿を、僕たちはそのとき焼き付けてしまったのではないかと思う。


 エンディング、Multicolored Sky。これもすっかりシメ曲になった。現地だったので、「ステージ上のわちゃわちゃを目に焼き付けるぞ!」と意気込んだが、アイドルの乗った乗り物が往復していくので、そっちに手を振るので精一杯でステージをほとんど見れなかった。美琴役のややさんにめっちゃ投げキッスもらった。そしてこの曲で初めてUOを折った。オレンジに染めてやりました。


 アンコールタイム。拍手地獄であることは想像していましたが、急に現れた謎カウントで会場は笑いが起こっておりました。現地では分からなかったのですが、配信ではアンコールボタンなるものがありましたね。一体どうやってアンコールを集計しているのか当時は分からずじまいだった。Day2のほうでは283万達成できてよかったよかった。

 業務連絡は割愛しますが……。「千雪・円香ガシャ」と画面に出たとき、ガチで頭を抱えるPを観測できたことはここに報告しておきます。フェスツアーズなるものも続報が楽しみ。

  アンコール、Color Days。アンコールのセトリが変わった。その前に3rdツアー新規立ち絵が公開されましたね。会場は初めて見る演出にざわめきましたが。ユナイトバースプラネタリ、最初は(フラフープ……)と思ってたけど徐々にいい衣装に見えてきた。Color Daysはもう2番のにちか美琴ラップですね。色んなとこで言ってるけどあれがマジで好き。

 ここで各ユニットご挨拶。しみじみと演者の皆さんの思いを聞いていましたが、かりりんの話が特にグッときた。恋鐘に出会ってくれてありがとうと言うしかないです。僕はもらい泣きしがちなので、Day1挨拶ではなんとか涙をこらえました。カバディ前川涼子とかもいたし……。

 アンコール二曲目、Resonance⁺ 。Dye the sky.もそろそろLWにバトンタッチだろうか。この曲は何度も重ね重ね聴くことでもっともっと好きになるなあと思います。全体曲ほんと強い。さっきも言ったようにこれを書いているのはDay2観た後なんですけど、もうこの曲は外で聴けないかもしれません。泣く。

 そしてDay1は終演。アイマスー!がいつか叫べることを願うばかりです。「アイマス最高」拍手は予習したつもりだったけど、出来てた自信がありません。


画像2少し遠回りさせてよサンセット


 外はまだ明るい19時。行きは在来線でしたが、帰りは新幹線で帰りました。日帰りができるしあわせ。正直泊まり込みで2Days(ご用意されれば)、なんてのも憧れはしますが、学生のうちはしんどいなあ。でも両日当たってたら泊まり込んでただろうな。



 初めての現地、本っ当に楽しかったし、すごくいい経験ができました。

 ここからはDay2を見た上での感想になりますが、MDからシャニマスライブは配信で全部観てきました。全部観てマジで良かったです。本当に。こういうライブをシャニマスでしか知らない人間なので、比較こそ出来ませんが、これからも可能な限り、ライブは全部観たいし、行ける余裕があるなら現地も行きたいです。

 そしてシャニマスに出会えていたこと、本当にこれが最高の奇跡。

 1年ちょっと前の自分では到底考えられないぐらいハマりこんでいます。これからもアイドルたちを望む空へ羽ばたかせる手伝いをしていきたいと、切に思います。



 そして明日(というか今日)からはブライダル限定千雪ガシャの戦争です。



おしまい。

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