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家族で、夫婦で、力を合わせて、の本当のところ

中学受験を終えたばかりなので、例えを受験のフォローとすると、

家族一丸となって、
三人四脚、
夫婦で意見を揃えて、
頑張りました。
などと書くと

足並みが揃っていて、負担がそれぞれ同じ、負荷も責任も同じみたいな頑張りが想像されませんか?

我が家の場合は、私が社員から契約社員、嘱託、パート、今現在は無職。職業欄は主婦に立場が変わり、夫は、全部雑事は無職の主婦がやって当然と腹の中では思っていたはず。
はずですから、事実はわからない。


受験のフォローは
私が990だとしたら、夫10の負担比率でした。

受験に関する費用は、生活費から出すわけでなく、織り込み済みの費用なので別どかしの費用で支払いをしていました。

なので、夫がなにか普段の生活から金線的工面をすることはなく、
定常通りに勤務して、独身時と同じように時間を使っていたということです。ここ大事です。

とくに中学受験をする子が家にいても、何一つ変わらない自分主体な暮らしが、できていたということです。23時には高いびきで寝ていようが、誰も夫を当てにしませんでした。

ルリ子はまだ勉強してましたよ、23時!

塾の車送迎があれば、アルコールは飲まないわけで、飲む行為が送迎する気なし、とみなされます。
頼まれてなければ何をしてもいいという人に、そんなことできるか?と諭すことはしません。

子供の勉強は、全くフォローできなかった夫。能力的にも気配り配慮面でも、恐ろしく足を引っ張るので、子供が迷惑してました。

ま、そうとは思いましたが、私も24時間コンビニ営業できないときもあるわけで。
漢字のフォローくらい、と思うじゃないですか?それすら、役に立てんのかい?でした。

夫が自分はできないから、と認められるなら自己評価として正しいので、できそうなことを頼めますが、悲しいかなできてると思ってるので、私の負担は受験生が二人になるようなものです。頼まない。

もう、何も触ってくれるな、定常通りの出勤をしてくれたらそれでいい。

それは、ルリ子がベビーのときから同じ景色で、イクメン情報を知り、自分もそれらしく振る舞っては、子守中に怪我をさせてみたり、諸々目の端に入れておくという些細だけど気を使う原則を守らないがための大穴を開けて、言い訳をこねていたっけ。
でも、父親外しをしていいわけでなく、家族の団らんには一応入れなきゃという、とりなしがめっちゃ面倒だった。

ルリ子は12歳になり、私の気持ちを察するようになりました。一応、父親の相手をしておこうってうまくやってます。

同じ負担の上には成り立ちはしない、ただの業務量で推し量れないバランスが家庭内にはあります。

我が家のようなら離婚と思う方もおられるかもしれませんが、
相手が変わろうが、負担の内容が変わるだけで、悪態の数は同じです。
私はそう思うのです。
なぜなら、生活する、教育する、育てていく、働くって、バランスの上で成り立つと思うから。

夫の負担はたしかに軽くてペラいものでしたが、唯一バランスを取れたところは、口出しをしなかったところ。
時々はわかったようなことを言い、ルリ子に冷ややかな顔をされてましたけどね。
基本的に理詰めで説明したら、黙っていました。

そして春からの私は、自分が支える力を弱めていくつもりです。
つまり、家族間のとりなしはやめ、それぞれのお付き合いをしていきます。
ルリ子にも夫にもそう言っています。
家族でとか夫婦でとかそういうのは、みんな同じじゃないんだよね。

ルリ子を育てて12年、私は頑張った。だから、ここで荷物を一度おろします。
無理して家族をとりなし、自分をなくして合わせるのが主婦なのか?
私は私、家族でとか夫婦で、の形としてのあり方より、その個人との付き合い方を作っていく時期かと思っています。


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