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これであなたも名コーチ ー視点のシフトでクライアントの成長を促すー

コーチがクライアントの物事の見方を理解するために
「知覚の位置」を把握することが大切
というお話をします。

知覚の位置とは
クライアントがどの視点から話をしているかということです。
それには
「一人称」「二人称」「三人称」の3つの視点があります。

まず「一人称」の視点は
クライアント自身の立場から物事を見た捉え方
です。
この視点では
クライアントは自分の感情や考えに集中し
自分がどう影響を受けたかを強調します。
例えば
「私はあの時 本当に悲しかった」といった表現です。
この視点は
自己理解を深めるのには役立ちますが
視野が狭くなりがちです。

次に「二人称」の視点は
他者の立場から物事を見た捉え方
です。
この場合
クライアントは他人がどう感じているか
または他人からどう見られているかに焦点を当てます。
「彼は私のことをどう思っているのだろう」
といった表現が典型的です。
この視点は
対人関係の理解を深めるのに役立ちますが
自己評価が過剰になることもあります。

最後に「三人称」の視点は
外部の観察者の立場から物事を見た捉え方
です。
この視点では
クライアントは客観的に状況を分析しようとします。
「その場の全体像を見たときに何が起こっていたか」
といった表現が使われたりします。
この視点は
バランスの取れた視野を提供し
冷静な判断を助けますが
感情を疎外することもあります。

コーチはクライアントが
どの視点から話をしているのかを理解することで
より効果的にサポートできます。

例えば
クライアントが一人称の視点で
ネガティブな経験を話すような場合
コーチは
「他の人はその時 どう感じていたと思いますか?」
と二人称の視点を促す質問をすることができます。
こうすることで
クライアントは自分の感情にとらわれ過ぎず
他者の視点を取り入れることで
新たな洞察を得ることができます。

また三人称の視点を導入する質問
「もし第三者がこの状況を見ていたら
 どのように捉えたでしょうか?」という質問を通して
クライアントに客観的な視野を提供することもできます。
これにより
感情的な反応を冷静に分析し
問題解決の新たなアプローチを見つける手助けができます。

このように
コーチがクライアントの知覚の位置を見極め
適切な質問を通じて他の視点を提供することは
クライアントの感覚に変化を起こし
より広い視野で問題を捉える力を養うことに繋がります。


これが
クライアントの成長と変革を促す
重要なステップとなるわけです。

この視点のシフトは
自分自身の物事の捉え方にも
利用できます。

何かネガティブな感情を抱いた時に
自分はどの位置でその事象を感じているのか?
他の位置でそれを見たら
どんな感情の変化があるのか?

ぜひ試してみてください。

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