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AIを使う未来における競争とは

先日のデジタルファーストキャンプのLiveにおいて、OpenAIのDevDayの発表について共有がありました。私自身もその発表を見て、何がすごい革新的なのかを考えてみました。
まずは、様々な分野に特化したAIを簡単に作ることができ、それを販売できるようになるということが一つ挙げられていました。これらはGPTという名前で、アプリのように売買されるようでした。各分野の専門家が自身のノウハウをGPTとして作成し売ることがきっとできるのでしょう。早ければ今月?とお話されていたように思いますので、非常にパワフルな機能を持つAIが、お手元に届くという日が、すぐに来るのでしょう。
情報を収集することや、様々な状況から最適な答えを導くことがこのようなGPTというものを通じて簡単にできてしまう世の中になる場合、何が雌雄を決することになるのでしょうか?
息子とともに考えてみました。

AIを使う人間の差


まずは、AIを使う人の差が大きく結果を左右するのではと思われました。
どんなに素晴らしい軍師がいて、正しい作戦を教えてくれたとしても、それを決断するのは人間です。実際の世界では正しい作戦が本当に正しい結果をもたらすかどうかは、神のみが知りますし、大きな決断になるほど恐ろしさを伴います。そのような恐怖という感情に打ち勝って決断ができるのかどうか、ここは大きく結果を左右するだろうと思われました。

人を引き付ける力


人を動かす、マネジメントするというのは、やはりAIにはまだできないと思われます。(将来的にはできるのかもしれませんが、、、)
人情の機微に触れ、琴線に触れ、相手の心を動かすということは、簡単にはできないでしょう。どれだけの人がその人を支持してくれるのか、基本的なところですが、人間として素晴らしい、ついていきたいと思う人により多くのパワーが集まるのでしょう。

会社における専門家の仕事


会社での仕事のことを考えると、いわゆる専門的なところというのは、多くがAIに置き換わっていくことでしょう。いわゆる専門家が活躍する領域というのは、まだ結果が出ていない不確定な領域のみが主戦場となるでしょう。それは今まで係争されたことのない案件の裁判に取り組んでいくことに似ていると思います。

より人間が力を発揮していく領域


そして人間がより力を発揮していくだろうという領域は、リーダーシップやピープルマネジメントの領域と思いました。
AIの力を借りつつ、いかにメンバーの士気を上げるのか?パフォーマンスを最大限にできるのか? 多くの人たちが、なかなかこれらのスキルを上げられていない現状を見ると、このようなスキルやリーダーシップなどの特性を持つ人が、きっとこれからは活躍していくだろうと思われました。

デジタルとアートとリーダーシップ


このデジタルファーストキャンプも終盤になってきましたが、ウェブサイトを作ったり、Figmaを使ってデザインをかじってみたり、それらを基に、自分の周りの状況や将来の社会のありようについて考える機会となりました。
現在のウェブサイト作成などについて経験したり、GASなどを使用してみることで、簡単なプログラミングについての感覚を得ることができました。
それらを踏まえながら、現在起きている革命的なAIの発展について、粗々ながらそのインパクトを感じることができるようになりました。
また、AIの発展を見ながら、デザインについて学ぶことにより、人間が強みを発揮できる領域、いわゆるアートの領域について学ぶことができました。生成AIがいろいろな絵画を作成してしまう世の中ではありますが、最高の質といわれるものは、かなりのところで人間が関わっていることが分かりました。アートについてそれを感じる感性というのは、いまだ人間のみが持っていると思われます。ここは最終的にはまだまだ人間が活躍できる領域でしょう。
そして、社会というものが人間で構成されている以上、人に対する影響力・リーダーシップというものは普遍的に重要であり続けるでしょう。どんなにAIが発展しても、ここは人間自身を鍛えなければいけない領域ですので、ここを磨く人たちは、影響力を持ち続けるでしょう。

これらの考察は間違っているかもしれませんが、そんなに大きく違うこともないかなと感じています。この気づきを基に、今一度残された人生を、自分自身どのように生きるべきかをよく考えてみたいと思います。





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