寶達辺壬由

30代男性。

寶達辺壬由

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最近の記事

ながれもの――いつかは終わるということ

ブルーハーツの歌に「ながれもの」という歌がある。高校時代に知ってから、たまに聴きたくなり、聴くたびに、これは自分かなと感じる。成長がないのかもしれない。 自分の人間関係、のみならず、全てにおいて、「いつかは終わる」ということと、「仮」だという認識がある。厳密にいうと両者は違うのだが、自分の中ではセットになっている。 「いつかは終わる」というのは正しい。50億年後に太陽は消滅すると聞くし、そんなに長いスパンで考えずとも、人はいずれ死ぬ。死ねばやはり、終わりになる。死んでしま

    • ホームパーティーに参加したい

      ホームパーティーに参加したい。各自で何か持ち寄って、近況報告がてらワイワイガヤガヤやりたい。ピザ、ポテトチップス、お寿司。私はお酒は飲まないのでマンゴージュースかグアバジュースで。ちょっと贅沢なジュースです。 困ったことに、ホームパーティーを開く縁がない。利害関係抜きで誰かの家に4-5人で集まれる縁がない。グループに属してこなかった人生のツケが回ったってコト!? 今から14年前、2008年の2月、南米を旅していた頃、アルゼンチンの北西部のサルタ市で、日本への出稼ぎから帰っ

      • 「建国記念の日」に反対して――過去との決別のために

        本日2月11日は建国記念の日ということで、祝日に定められております。恐らくこの記事をご覧の方の中にも、今日がお休みで良かったとお考えの方は大勢いると思います。私も、休みであること自体はありがたいと感じております。 ただ、私は、「2月11日」を「建国記念の日」とすることには反対しております。行論で述べる通り、もしも体制側の意図を取って戦後にあっても「神武天皇の即位日」を休日とするなら、「2月11日」ではなく旧正月や立春の日が良かったと思うし、私個人としては他の名目で別の日にす

        • 言葉の領域

          別に大した話じゃあないが、言葉の領域についてよく考える。言語ゲームに関する哲学的な議論はウィトゲンシュタイン先生にお任せするとして、ごくごく単純に、言葉にはどこまでのことができるかという話です。 Noteを見るような人なら御存知の通り、専ら文字による言葉のやり取りが主なインターネットは、言葉の暴力で満ち溢れている。界隈によっては見るに堪えないようなヘイトスピーチが並ぶ中で、発言者の言葉遣いが綺麗であるというだけで、何か信頼がおけるような気がしてくる。これは言葉の領域を考える

        ながれもの――いつかは終わるということ

          あずにゃんペロペロしてたら毒が塗ってあって死んでしまった話

          「夢でもよい。人間夢を見ずに生きていられるものでない」 徳富蘆花「謀叛論」 朝、目が覚める。いつもと変わらない一日が始まる。 水で顔を洗う。毎日面倒だが顔を洗う習慣を変えるつもりはない。 部屋に戻ろうとすると、階段の下に見覚えのあるツインテールの女の子がいた。 「誰…?」 そう呟いてもう一度よく見てみたら女の子は消えていた。 「あれ……?」 いまのは何だったんだろう。最近よく眠れない日々が続いている。疲れから何かを視てしまったのだろうか。 「まあいいや」

          あずにゃんペロペロしてたら毒が塗ってあって死んでしまった話