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ものごとの見え方

6がつ22にち

研究室に行った。今日はゼミ形式で他の研究生の先輩と一緒にワークをやった。先輩の研究に近い内容が取り上げられており、自分の研究とは直接関係するわけではなかったが、非常に楽しいひとときだった。

家に帰ってからもう一度復習してみた

こんな感じで、蜜蝋で作られたクレヨンで紙の質感を楽しみながら無限遠からの流れに乗って線を書いたり、図形を描いたりしていた。この世の中は、水で埋め尽くされていて水をかいたら他の人に波が伝わるように人と人とが相互作用していて、たとえ互いに話していなかったとしてもお互いを無意識に感じている、というような話をみんなでした。
言葉で伝えるの難しい。
いま、ここに流れている空気を感じてひたすらに描き続けていた。


頭で考えて絵を描いているのか?それとも見たままに絵を描いているのか?

ルビンの壺はどこかで見た事のある人が多いだろう。

こういうやつ。壺にも見えるし、顔にも見える。これを紙に描いてみよう!と言われたらどのような思考プロセスで紙に同じものを再現するだろうか。

顔を意識して、額・目・鼻・口と描いていくとなんだか不恰好な手本に似ていないルビンの壺(もどき)ができただろうか?
では、今度は線に注目して描いてみよう。するとどうだろうか?

ぜひやってみてほしい。

このワークをして分かったのは、私の物事の捉え方だ。はじめにやったクレヨンで模様を描いていた時もそうだが、私は他の人よりも図形を早く認識して紙の上に再現できた。
これは、物事を見たままに捉えているから。ということが分かった。私は今日まで知らなかったが、どうやら物事は言葉で捉えるひとが多いらしい。

言われてみれば昔からデッサンは得意だったような。想像して何かの絵を描くのは得意でないが、見たものを見たままに描く、というのは得意だった。それは例えば、木を描く時に「木だからここはこう」と言った先入観なく物事を捉えられているということらしい。

ふーん。

木を描こう。と言われたら読者のあなたはどんな木を描くだろうか?
直線で幹を書く人が多いと思われる。私は「木」と言われて、具体的なフォルムがなんとなく浮かぶものの、目の前にそれがないと上手に描けない。ただ、生き物であれば曲線部分が多いこと、下から上へ、真ん中から端っこへ生命がのびているという事を感じて描いていた。色も、茶色と緑だけのイメージではない。

物事の捉え方がちょっと変わってる、と改たまって言われるとそうかな?と思うが、ワークをやっているうちに自分の見方と他の人の見方に差異があることに気がついた。思えば、物事を認識するときに言葉で入るのが苦手だった。世界史の暗記も、配られたプリントを写真のように頭の中で記憶して、テストに臨んでいた。これはあまり良い覚え方ではないと思うが、私にはこれしかできなかった。だからか知らないが、暗記系にはかなり苦労したのを覚えている。特に単語帳と言った、書いてある新しい言葉をひたすらに覚えるというのは私にとってなかなか困難なことだった。

写真のように覚えたとしても単語帳は規則的なフォーマットで記載されているので特徴が掴めず、アウトプットが難しいのだ。ずっとこれに悩んでいて、自分は勉強が向いていないのだと思っていたが、今日のワークでこの悩みが一気に解決した。
そもそも物事の捉え方が大多数の人と違ったのだ。その中で私は私のやり方で工夫して、みんなと同じことをしようとしていたのだから、少しは頑張っていたのかなぁと思う。


右利きなのに左利き?

さらにワークを進め、渦巻を描いていたときだ。右回りと左回りではやりやすさの感覚に違いがあるように感じた。右の方が図形が乱れ、左回りの方が図形が乱れなかった。上の写真を見ても左右対称になっていない図形があるのがわかるだろう。身体の歪みや癖が出ているのだ。こうして視覚化されるととても面白い。

思い返せば、一輪車もコーンの周りを回る運動会の競技で私はどうしても右回りができなかった。私だけ左回りにさせてもらったような。
他にも、ペットボトルのキャップは左でないと開け閉めできないし、ラップも左手で引く。

特定の動作には利き手でない体が発達しているのか、身体がこのような形しか受け付けないのか、これらの動きを体得したということだ。なかなか興味深い。これを矯正する方法はあるのだろうか?おそらくこの領域は研究が少ないので、自分でも明らかにしていきたい。それが自分の悩みを解決するものにもなると思う。


ありのままの自分を知る

今日のワークでありのままの自分を知ることができた。普段はそれに気づかなかったり、無意識に周りに合わせたりしていうこともあるだろう。一歩立ち止まって心を一度落ち着かせて自分と向き合う時間、とても良かったのでまた持ちたいと思う。

もう眠いのでまだ半分くらいしか内容書けてないけどここで。続きも書こうかな。

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