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iOSとAndroidによるPush通知許可の仕組みの違い

こんにちは🌿
Brewus,Inc. UIデザイナーのbellです。

アプリ開発を行っている中で、「Push通知の仕組みってiOSとAndroidによって違うけど、どう違うんだっけ?」という話になりエンジニアさんに聞いてみたので、その内容をまとめました。

アクセス許可とは仕組みが違うので注意が必要です。


iOSのPush通知許可の仕組み

iOSはデフォルトでPush通知設定がOFFになっています。Push通知をユーザーに受け取ってもらうためには、Push通知を許可してもらう必要があります。通知許可ダイアログの内容は変更できません。

noteアプリのPush通知許可ダイアログはこちら↓

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"note"の部分にアプリ名が入ります。

後から通知設定を変更する場合は、設定アプリの「通知」からアプリを選んで変更します。

通知センターに表示されているものは、変更したいアプリの通知をスワイプして「管理」をタップするか、通知を長押し後右上の「・・・」をタップすると設定を変更できます。


AndroidのPush通知許可の仕組み

AndroidはデフォルトでPush通知設定がONになっています。つまり、ユーザーに許可を取る必要はありません。

後から通知設定を変更する場合は、設定アプリの「アプリ」または「アプリと通知」から変更します。

ステータスバーに表示されているものは、変更したいアプリの通知を長押しすると変更できます。


Push通知許可ダイアログの表示タイミング考察

iOSでは、Push通知許可ダイアログを変更することはできないため、通知を許可してもらうためにはダイアログを表示させるまでの導線が大事になってきます。

ユーザーにとって通知を許可した時のメリットは何かを把握できるように、下記の内容を事前に明示しておけると良いのではないでしょうか。

・通知の頻度やタイミングはいつなのか
・通知の内容はどのようなものか

もしユーザーが通知をOFFにしたとしても、「このサービスは丁寧だな」と思うきっかけになる可能性もあると思います(少なくとも私は思います)。

もちろん、許可したはいいものの通知が多すぎてOFFにしてしまう場合もあるので、通知の質も考慮しなくては元も子もありません。


実際、iPhoneユーザーである私がPush通知を受け取っているのは、ぶっちゃけTwitter,LINE,Gmail,slackくらいです。

なので、新しくダウンロードしたアプリの通知を許可し、継続的に利用してもらうのは、なかなかにハードルが高いことは体感しています。

でもだからこそ、こういったところへの気配りを丁寧に行い、常にユーザーにとっての最善はなにか、を考えて設計していきたいです。

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