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困難な時期に地に足をつけ、自分を整える〜自分の中の信頼とPeaceを育むレッスン

Bella Armoniaの原口裕美(ひろ)です。

4月7日の緊急事態宣言以降、社会と繋がり、コミュニケーションするツールはほぼ100%がオンライン。皆さま、どんな毎日を過ごしていますか?

コンテンツはリッチでも、満たされない

コロナが世界中で猛威を振るう中、オンラインで提供されるコンテンツの充実ぶりには目を見張るものがありますね。一流アーティストのライブ配信、世界的に有名な大学の授業動画の無料配信、世界中の美術館を楽しめるバーチャルミュージアムの開設、子ども向け学習動画の無料配信(子どもを夢中にさせるクオリティの高さ!)etc..
自分のスキルやサービスをオンラインを通じて世の中に発信・提供し、貢献するものも一気に増えています。

しかし一方で、素晴らしいコンテンツに触れながら、自分はぐったりと消耗し、満たされない思いが積み重なっていることにも気づいています。

疲れた。100%は満たされない。心がリッチじゃない。潤い不足。。。

独特の場の空気感に触れたい、匂いを嗅ぎたい、存在感・熱を感じたい、触れてみたい、、臨場感が足りない。身体がバランスを失っていくよう。

音楽を聴くなら、最低限聴覚だけでも良さそうなものなのに。あらゆるものがデジタルに置き換わっても、代替不可能なものが何かを教えてくれているようです。

自分を立て直す、整える習慣〜身体と心に体験させる、味わせる

そのような中、今この時期に、自分にとても機能している習慣があります。もちろん、これは私の場合。人にはそれぞれ自分に合うアプローチがあると思うので、方法はそれぞれに探してみると良いと思います。ただ、自分を立て直し、整える上で、何か共通のコツやエッセンスがあるかもしれないと思い、書いてみました。

今私は、朝食前のジョギングを習慣にしています。起きたらとにかく着替えて公園に向かう。そして、走り出す。意識しているのはこんなこと。

⑴日々、小さなチャレンジをする:走るのが苦手な私は、この習慣の初日、まず無理なく自分が走れる距離を走ってみた。1.5キロ。それから、雨の日を除き、毎日100mずつ距離を延ばすことにチャレンジしている。昨日よりも少しだけ多く走ることにチャレンジする自分が気に入っているし、そこまで到達できない時には、また明日チャレンジすれば良いと許している。結果、毎日100mずつ更新し、今日は2.5キロを走ることができた。そのことを、とても誇らしく思い、祝福している。

⑵心と身体と対話する:走り始めると、自分の心と身体に様々なフィードバックがかかります。今日は右足が重いな、筋肉が張っていて動きにくいな。右足主導で走っているな、左足は遅れがちだな。体調は、気持ちは、、身体の状態に意識を向けながら、その日、身体が一番心地よく走れるペースを探ります。その状態の身体を許し、受け入れる。場合によっては「右足さんが辛そうだから、左足さん支えてくれる?」など身体に話しかけることもする、そして、鈍い部分に意識を集中させ、目覚めるのを見守る。

⑶追い抜かれてもOK。自分のために走る:どれだけペースが落ちても気にしない。大切にしていることは、心と身体が活性化し、整っていくこと。早く走るために、姿勢が崩れたり、身体や心の声を無視することはしない。今日のゴールに向けて、足を止めないことだけにコミットしている。気持ちが逸る時ほど、目の前の一歩一歩を大切にする。

⑷マイルストーン毎に自分を祝福する:私の走るコースには100m毎に表示がある。身体がきつく感じ始めると特に、マイルストーンを超える毎に自分を力強く認知する。そして、ここまで良くやった、次の100mもトライしてみよう、きっと行ける、と励ます。ゴール直前では、頭の中はバーチャル大声援。

これを続けて15日間。これは、ビジネスも趣味も交友関係も、思うように進めることができない中、室内でオンライン漬けになっている中、放っておくと何かが淀み、硬くなりがちな心に栄養を与え、自分を中心軸に戻し、コツコツと自分の中の信頼とPeaceな感覚を育むことに繋がっていると感じています。

プラム・ビレッジ「歩く瞑想」の知恵〜Doing PeaceからBeing Peaceへ

数年前、マインドフルネスという言葉が流行り出した頃、プラムビレッジという、マインドフルネスの実践を核としたコミュニティのプラクティスに参加したことがあります。

様々な瞑想を1日をかけて体験する。座る瞑想、食べる瞑想、歩く瞑想。その時に体験した「歩く瞑想」が今でも印象に残っています。

ただどこかに行くために歩くのではなく、一歩一歩を味わいながら歩く。ペースを落とし、足の裏をしっかりと感じながら、一歩踏みしめる度に”I'm arrived.(私は到着しました)”と心の中で語りかける。一歩一歩、今ここに到着しながら歩く。素晴らしい未来は先のどこかではなく、今ここに。すでに到達していることを感じる。味わう。

その時の深く深く満たされた感覚を、私は今走ることを通して体験しているように思います。

(参考)プラムビレッジについて

内なる信頼とPeaceを育み、守ること〜リーダーの大切な仕事の1つ

私たちは存在しているだけで、お互いに繋がり合い、影響を与え合っている存在。この一見スピリチュアルな意識について、むしろ、コロナはそのことを可視化したと言うことができるかもしれません。

周囲に意図的に影響力を発揮しようとする存在、リーダーであれば、その影響は計り知れない。自分が周囲にどのような影響、インパクトを放っているのかに自覚的であることは、周囲との関係性、ひいては生産性、その組織やシステムが世の中に何を生み出すのかにも大きく影響を与えることは容易に想像できるでしょう。

自分の内なる不安やざわつきが、会議の場で発され、メールで発され、非言語情報として発されることのインパクトはどでかい。オンラインでどう関係を作るのか、に頭を悩ます前に、自分を整えてみる。

自分の状態に自覚的であり、Peaceな状態を育むことは、リーダーの役割の大切な一部、コアであると感じます。

今日はこの状態を育む、維持することについての1つの方法を取り上げてみました。

今この瞬間、”I'm arrived”

そこから生み出されるものが何か、試してみると面白いと思います。

原口裕美 コーチプロフィール


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