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学びやすいを探す

ビリーバーズ広尾事務局担当の蔵本です。
わが家には中学2年の娘と中学3年の息子がいます。二人とも不登校です。
でも、全くタイプが違います。

中2の娘は、自分のペースで学校に行き、勉強が追い付いていないことへの焦りもあります。家族の中で、自分が一番勉強が苦手というコンプレックスも持っているようです。

中3の息子は、中1の冬からあまり学校に行かなくなり、今は全く学校に行っていません。勉強をする意義がわからない、ということで勉強もここ1年半ほど全くしていない状況です。

なので、息子に関しては本人が勉強をやりたいと思ったタイミングで、学び始めたらいいのではないかと思い、特に何かをやっているわけではありません。一方、娘は「学校に行く体力はないけれど、勉強がどんどん遅れていって、成績だけが付けられていくのが不安で仕方がない」ということが度々あったので、塾に行ったり娘にちょうどいい学び方はどんなものがあるかな?と探したりしました。

私や夫、息子は、教科書や問題集があれば、自分で学習ができるタイプです。しかし、娘は教科書を読み解くのが得意ではなく、「わからない。どうしたらいいの?」と手が止まり、余計にストレスがかかるようでした。そんな娘に夫は、「努力が足りないんじゃないか?」ということもありましたが、私は人それぞれに合った勉強方法があるんじゃないかな?と考えていました。

今年の春ごろ、私は自分のペースで学習ができるWebサービスすららの存在を知りました。これだったら、娘の「自分でできる!」を育めるのではないかと思い、娘に話をしてみました。最初は迷っている様子でしたが、ある時「やってみたい!」というので入会をしました。

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中2の1学期の定期テスト前は、とても積極的に勉強していました。特に興味がある理科は、何度間違えても「もういやや~!」と愚痴を言いながら何度も繰り返して取り組んでいました。この調子で、ずっと勉強するのかな?と思ったら、定期テストが終わった後には「またテスト前になったら勉強するわ。」といい、ほとんど学ばなくなりました。笑

じゃあ、娘にとって全く意味がなかったか。というと、私はそうは思っていません。「どうやって勉強したらいいやろう?」という、学び方への不安がなくなりました。それから、2学期に入って実施された実力テストでも、1学期に繰り返して学習していた理科の範囲では、しばらく勉強から離れていたにもかかわらず、「ふと思い出せて、答えが書けてん!」と教えてくれました。娘にとって、自分でやろうと思える学習方法が手に入り、そこで学んだものが身についている実感が得られたことに、大きな意味があったと考えています。

ちなみに、娘がパソコンに向かって一生懸命に勉強する姿を見て、息子は「あいつには、あってる勉強方法やろな~。俺は、あ~いうの無理やけど。」とバッサリ言い切っていました。笑
同じ親の元で育っていても、向き不向きは子どもによって全く違うようです。息子のことは、また別の機会に書けたらな~と思っています。

学校に行かない、もしくは、自分のペースで登校するという選択をしたときに、学習の遅れは親も子も不安材料になりやすいのを実感しています。そして、「この方法だったら、自分で学習が進められるな。」というものが見つかると、子どもの安心につながるんだということも実感しました。
勉強を継続的にする気力体力がなかったとしても、お子さんが学習に対する不安を口にするのであれば、その子に会った学習方法を見つけることは、親子で安心して過ごせるきっかけになるのかな?と、自身の経験を通して感じています。

ビリーバーズ広尾が生まれた、子ども(とオトナ)の居場所づくりプロジェクトビリーバーズでは、ビリーバーズチャンネルというYouTubeチャンネルを始めました。

そこで、学校以外で勉強できる方法についてまとめた動画を作ってみたので、ご興味ある方は覗いてみてください。
少しでもヒントが見つかれば幸いです。

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