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子どものありのままを受け止めると、何が起こるのか?

昨日も、小さなミラクルを体験しました。登校しぶりや不登校と言った課題に直面している方のみならず、子育てでイライラ・モヤモヤ、ストレスを抱えている全ての方に、届きますように。


子どもたちの居場所を実際に作ってみちゃおう!ということで9月からトライアルを始めている「小中高生のくつろぎスペース(フリースクール)ビリーバーズ広尾」。


昨日来られた小学校3年生男子と1年生女子の兄弟。お兄ちゃんはてっきり、お母さんと一緒に、有栖川宮記念公園で遊び倒せるもの!と思っての広尾訪問。ビリーバーズに到着して「あれ?なんか、違う!え?安心できる家族以外の人もいるの?嫌だ〜!」ということで、ギャン泣きで、今すぐ帰りたいアピール。


さあ、これからどうする?運営チームの「あり方」「やり方」が問われる瞬間でした。
でも、軸を持っていて、良かった。
軸を持って対応したからこそ、小さなミラクルを引き寄せることができたのです。

「帰りたい気持ち、教えてくれる?」
「帰るにしても、せっかくだから、家族で公園で遊んで行ったら?亀やおたまじゃくしがいるポイントを教えましょうか?」
「君の気持ちを大切にするから、同じように、お母さんや妹がどうしたいか、もインタビューしても良い?それからどうするか?家族で決めたらどう?」
子どもを決して子ども扱いせず。
繊細だから、とか、学校に行かないから、ということで、(腫れ物に触るような)特別扱いも一切しません。

そうやって「自分はフツーとは違う子なんだ」という謎のセルフ刷り込みを避けるための、基本動作。
子どもが、自身の自立・成長にプラスになる言動を選択できたときは、感謝とともに勇気づけ(注目を与える)。
一方で、赤ちゃんみたいな方法で注目を得ようとしていたり、こちらがザワつくような言動をしているときは、なるべくそこに注目しない(注目すると、そうした言動を助長してしまうので)。

共感すれども、同意せず。
帰りたい気持ち、慣れ親しんだ家族だけで過ごしたい気持ちには、思いっきり共感を示します。
でも、だからと言って、自分さえ良ければいい、ほかの人の気持ちはお構いなし、という独りよがりには、同意しません。
そんな関わりを繰り返しているうちに・・・・
少しずつ、緊張が解けてきて・・・

好きなゲームの話、コーヒーが好きなこと(で、デロンギのコーヒー・マシーンの使い方を伝授)、実際にコーヒーを飲んでみる(にがすぎて、砂糖入れたら、今度は甘すぎ→爆)、公園には家族+1(若くて可愛い大学生のお姉さんのみ選出される)で行く(→心配になるくらい、帰って来ない。爆)、そして最後は卓球大会で予定時間をオーバー。笑。
子どものありのままを受け止めると、何が起こるのか?
子どもは、自分自身で、少しだけ、成長します。
自分のチカラで。

私たちは、その環境づくりをして、子どもの可能性を信じて見守るだけ。
信じて見守っているだけなのに、全てのエネルギーを奪われるくらい、クタクタになるのは、なぜ?笑。

親って、すごいよね。
愛のチカラって、すごいよね。

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