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何だか嬉しい日になった

近所のノイハウス、今日も開いていた!ので買いに行き、さてどれを、と思ってそこで気づいた。

今週末はイースターやないか。だから店も開けているのか!そら、必須だもんなあ。

イースターにチョコレートの卵、というのは、ベルギーでは不可欠&不可分の組み合わせである。知っている範囲で言うと、ドイツとかアメリカだとメインはあくまでも卵であり、便宜的に(というか子どもが喜ぶから)チョコの卵もね、という印象だった。

しかしベルギーでは違う。
復活祭前の1週間は、カリヨンも鳴らなくなる。これについてはプラクティカルな理由もあるのだが別稿に譲る。子どもたちに語られる理由としては、バチカンの法王さまのところに出掛けている、とされる。
ちょうど、子どもたちがおじいちゃんおばあちゃんの家に出掛けて、美味しいものいっぱいご馳走になるのと同じようにして過ごしているのよ、と大人が説明する。

復活祭、イースター・サンデーの朝は、鐘という鐘がフルスイングで鳴りまくる。キリストの復活を喜ぶ音である。この仕事に間に合うように、鐘たちは夜っぴでローマから空を飛んで戻って来る。その途中で、チョコレートの卵をそこら中に振りまいて行く。

だから復活祭日曜日の朝、子どもたちは朝イチで庭に飛び出して行ってチョコレートの卵を探す。そういう風習がある。

節分の豆でさえ、子供心には結構楽しかった。チョコレートの卵だったら、力の入り方が違うだろうなあと拝察される。

イースターと言えばうさぎだが、ヘッダ写真にあるように鐘と組み合わせたイースターパッケージは、ベルギーとオランダでしか見かけない、らしい。

自分にご褒美、なのでつましいセットを一つ、10€ナリ、を買っただけなんだが、今日は「特別にプレゼントね」と小さいオマケがもらえた。

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期間限定品のお試しのようだ。

こういうのは、形状とか風味の作り方とかもひっくるめて、15年ぐらい前ならピエール・マルコリーニの独擅場だった。今回のこれはしかし、ノイハウスにしては結構強力なラインアップかも。マルコリーニの方をチェックしてないので要確認ではあるが。

お店の人に訊ねたら、お客さんの入りは悪くなく、オンライン&電話注文がかなりある、とのことだった。週末も、日曜以外は(イースター・マンデーも!)開けると言う。

その後はまた閉めるんですか、とは、何となく聞けなかった…。

2020/04/09(木)19時のニュースから

感染が判明し入院している人の数:5.590(前日比-98
新規入院者数:459
ICU収容患者数:1.285(前日比+18)
死亡者数:2.523(+116が病院、+167がWZCと自宅

一昨日(4月7日)にも書いたが、WZCでの看護・治療体勢について、政府の対応への批判が強まっている。今日から本格的に検査を実施するようになったが、こちらも不手際が指摘された。詳細後日。急激な拡大局面が一段落したからこそ、浮上してきた問題と言えるかも知れない。

本日特記すべきことは、自営業者救済一時金の支払いがあったことである。

金額は一律、1,291.69 EUR (扶養家族なし)1,614.10 EUR (扶養家族あり)
申込みは3月23日から受け付けられ、現在も受付中である。
自営業者番号と銀行口座番号、いつから仕事が出来なくなったか、を書いて出す(または所轄の社会保障事務局のオンライン書式を用いて提出)すれば振り込まれる。条件は「COVID-19に起因する理由で、3月中に7日間以上働けなかったかどうか」だけである。

本日、3月分として社会保障事務局名義で支払いがあった。
思ったより早かったので驚いた。

何にせよ、助かった。生きていくには全然足りないが、それでも素早く現金で出ることの有り難さは、じわじわ来るものがある。

今日は良いことだけ書きたかった。大事にひとつだけ、いただいたプラリネは美味しかった。


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