これを黙々と耐え忍んだけんね
ヘッダ写真は、本日正午頃のギャルリー・サンチュベール。見事に人っ子一人いない(人影のように見えるのは、以前には見たこともなかった鉄製の可動式オブジェ。いつ誰がどうやって設置したのやら?)。イースター休暇明けとは言え好天の火曜日の昼過ぎがこれ。地元民としては非常にシュールかつ今しか撮れない画であるなあ、と思って一枚。
さて昨日からこっち、ロックダウンからの出口政策のあれこれが現実的に報道されるようになって来た。どこからかは動かさないと、経済も死んでしまうが人らのストレスもそろそろ限界であろう。
だからといってアメリカのこれ↓は、あんまりな脊髄反射だという気がする。事態を正しく把握した結果とは到底思えない。
アメリカは、一国としては面積が広すぎるので、NYなど人口密集地域で発生しているコロナ禍を、州単位であってすら一律に対応するのは難しいのかも知れない。日本の所謂「緊急措置」が及び腰にならざるを得ないのと、相通ずるところもあるんだろう。
ベルギーの場合、所謂「オーバーシュート」が発生してしまったのが、ブリュッセルやアントワープといった都市部ではなく北東部リンブルフ州、日本では一部サッカーファンにはもしかしたらお馴染みのシント・トロイデンからハッセルトにかけて、という(風光明媚なド田舎)エリアであったこともあり、「田園地帯だから安全」という先入観を持つ暇もなかった、のが幸いしたのかどうか。
(何故リンブルフがエピセントラム化したのか、については稿を改めたい)
アメリカの「反自主隔離デモ」報道を見ると、改めて考えるによくみんな1ヶ月以上も我慢して来てるよなあ!という気にさせられる。
2020/04/21(火)19時のニュースから
感染が判明し入院している人の数: 4.976(前日比+172)
のべ感染者数:40.956
新規感染者数:973
ICU収容患者数:1.079(前日比+8)
のべ退院者数:9.002(前日比+107)
のべ死亡者数: 5.998(+89が病院、+80がWZC:計+170)
「出口政策が取り沙汰される今だからこそ言うが」と、アンチワープ大学の微生物学教授、ヘルマン・フーセンスは、「9月、10月にコロナ禍の第2波が来ると思っておいた方が良い」と語った。
…第1波が明けつつある?のかどうかも薄氷を踏む思いのところ、ウィルスの特性として、そして治療薬やワクチンも恐らくまだ間に合っていないであろう今年後半に、またこういうロックダウンが再来するのか?
「そうならないために、現在のロックダウン出口政策を、慎重に進めなければならない」というのがメッセージの主眼だった。
薄々気づいてはいたが、ほんとに長期戦なんであるな。いやはや。
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