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マスクが、象徴的な意味を持ち始めた(?)

一昨日日曜日に各地で勃発したストリートパーティをきっかけに、

いやいやこれはしかしやっぱりいろいろマズいだろう、せめてマスクをちゃんと着用するのぐらいは、現時点フェーズでは保持せんといかんのでは?という議論が、昨日今日唐突に盛り上がって来た印象がある。

明日6月24日(水)の国家安全保障会議(NVR)でも、この点について「商業施設屋内でのマスク着用義務化」について話し合われるのでは?という予測も出ているが、VRTジャーナリスト、Bart Verhulst(バルト・フェルフルスト)によれば、その可能性は低く、それには3つの理由があるという:

1 一般商店などは、既に5月8日から順次再開している。商業施設屋内をマスク必須、とするのだったらその時点で課すべきだった。また、それから2ヶ月近く経過しているが、現時点までに第2波は発生していない。である以上、現状より強化した対策である「マスク着用義務化」は必然性に乏しい。

2 仮にもし義務化するとしても、義務化、ということは違反者に罰金なり罰則なりを課さねばならないし、その取り締まりを行わなければならない。法的裏付けがなければ取り締まりは出来ない。従って警察力を出動させることになる(一般のガードマンには強制力がない)。現時点の警察マンパワーでそれはかなり困難。

3 何故、今また?ということについて、政治家たちが自分らの判断の甘さによる失策だという印象を極力回避したい。上記1と重複するが、既に「何を今さら」状態になってしまっているので手遅れ。

一方で、小売店舗の業界団体は「政府がここで強めに出てくれた方が、従業員を感染の可能性から守る、という意味では助かる」と反応。

店舗内で、安全人間距離1,5mが確保出来ない場合はマスク着用、というのがNVRからの衛生指導方針であるんだが、そこいらを真っ先に無視しているのが、リスクグループとされる高齢者のお客さんたちのようで(^^;というインタビューが流れた(リンク未発見)。

感染したら重症化して死んじゃう可能性の高いリスクグループであるあんたらを守るためのあれやこれや施策であるのに、率先して無視、我が物顔で店内を歩き回り、人間距離を無視して店員に詰め寄ってああだこうだ、とかいうの、店側としても無碍には出来ないんで、でも勘弁してくださいよー、ということであるらしい。

結局、迷惑老人の話に収斂していくのだろうか…。

ともあれ、ブラジルのボルソナーロ大統領でさえ、公共の場ではマスクしろという司法命令が出たという報道もあり↓

何でマスクを眼帯つか目隠し?みたく着用するかな?偶然か?ちょっと前にうちの法務大臣もやってくれたんだけども↓

本日からここいらも熱波襲来で、明日は30℃超えが予想されている。
暑さの中のマスクは確かにきっついものがある。これからどうなるんだろう。

明日のNVR、フェーズ3の出口政策が発表される予定だが、マスクへの言及について、個人的には最も、注意を払うことになるだろう。

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