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外国語学ぶとカメラアングルが増える

唐突ですが私は外国語を学ぶようになってから、夢の見方が変わりました。何が変わったって、夢に「カメラアングル」が加わったってことでして。

それまで夢って、だいたい自分の目を通してor少し引いたところで自分を見ている夢だったんです。が、フランス語を話すようになってから、夢の中で1カメ、2カメ、3カメみたいな感じてパッパッと切り替わるようになったんですよね。驚きの体験でした。

これってもしや言語と関係ある…?と思ってちょっと深読んでみたところ、外国語で言葉を組み立てるときの頭って、たしかに多角的なものの見方を強制されてるよね、との考えに至ったのです。

例えば旅行の準備をしている時、荷物の多さを見て「全部入るかなー…」とつぶやく時。それを日本語以外(ここでは英語やフランス語と比較しますが)で言おうとすると、いろんなこと考えないといけない。

まず「主語」を設定しないと文が成り立たないので登場人物を考える。
限られた自分のボキャブラリーでなんとか同じ意図を伝えようと考える。
他の言い方を探すためにまずは自分の言葉の本質的な意図を考える。
同じ意図を伝えられる他の言い方を探す。

だから同じ「全部入るかなー…」をつぶやくにも、
「これ全部スーツケースに入るか不安だな」(自分の感情アングル)
「荷物、多すぎるかな?」だったり(荷物の量アングル)
「このスーツケースは十分大きいだろうか?」(受け皿の容量アングル)

…ってな感じでいろんな言い方を模索して、どれが今自分の伝えたい意図に一番近いかを探そうと脳が頑張ってくれます。

留学までいかずとも、外国語を学習するだけでも視野が広がるって、そういうことなのか…?(だからって自分はまだまだですが)と少し嬉しくなった、って話。

富山の漁村からフランス留学・就労→日本で就労→ベルギー移住。プレゼンクリエーターをしていましたが現在移住先のベルギーでの新しい生活で俄然人生もがき中。ここでは「留学」「語学」「海外移住」「ベルギー」を中心に日々の考えを振り返るために書いていこうと思ってます。