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『百姓貴族』最新⑥巻の帯に載るキャッチコピーを 読者の皆さんで考えて、選ぼう‼️の最終候補に残りました!

百姓貴族のキャッチコピーを決めよう!というツイッター上での企画があります。現在最終投票で大賞を決めるのですが、僕が考えた

③「農フィクション漫画!!!」

が最終候補に残りました!ヒャッホーイ!
よろしければ応援よろしくお願いします!

百姓貴族って?

鋼の錬金術師」「銀の匙」「アルスラーン戦記でお馴染みの、荒川弘先生が描く農業漫画です。ご実家が酪農と農家をやられていて、その「フィクション」のような「ノンフィクション」のような漫画です。

僕も実家がずっと梨農家だったので「おー!」という共感と共に漫画を読むようになりました。

(余談ですが、梨を出荷するのに20年前まで手書きで100枚ほど配送伝票を書いていました。それをなんとかしたいと思ってFileMakerで印刷システムを作ったのですが、それが今、仕事になっています)

子供の絵本と一緒に並ぶ「百姓貴族」

独身時代から連載がされていたので、紙のコミックスで持っていたのですが。
結婚後何の気なしに寝室に置いていたら、子供が読むようになりました。
それからは絵本以上に読むことも多く、すっかり子供の寝室の本棚に百姓貴族は並んでいます。(江戸前の旬も、なかなかの人気です)

本気読みをするので、全巻カバーなしです。

普段は漫画はKindleで購入するようになったのですが、子供(と妻)も読むので、百姓貴族は紙の本で買うようにしています。

見ての通りすっかりボロボロです。

百姓貴族のキャッチコピーに応募した理由

これはもう単純に「百姓貴族が好きだし、面白そう」だからです。
これ以上のことはないです。

でも実際に応募してみると。
色々難しいというか「キャッチコピーって考えるのが難しいなぁ」って思うことがありました。

普段システム開発的なことやっているのですが、違う頭を使うこともたまにはやってみようと思ってやってみたのですが。
本当に色々考えることや気づきがありました。

キャッチコピーを考える上で、最初に決めたルール

キャッチを考える上で、なんとなく決めていたルールがあります。

・説明的な長い文章にしない
・時事ネタは避ける
・誰かに対するディスりになるような文章にしない

「説明的にしない」というのは「長い文章にしない」ということでもあります。
パッと耳で聞いて「ははっ」て笑っちゃう、あるいは「ほぅ」っと納得できるのがキャッチコピーだ、と思ったからです。本の帯に記載されるとなると、短い方が大きい文字で目立つかな、と思って。

「時事ネタ」についてはあんまり「キャッチコピー=時事ネタ」というイメージが自分の中にはなかったのでそうしました。

「誰かのディスり」については、何かについて断定的な表現になることを気をつけよう、と思ったという感じです。不特定多数の方が見るものですし。

とそんな自分ルールを元に色々考えているうちに、一つ「これ、俺の中で会心!」というのができました(あくまで俺の中で)。

ついにできた会心のコピー。しかし…。

「農 MONEY 農 LIFE」このコピーができた時には、自分的には会心でした(笑)

百姓貴族のなかで「農家とお金」っていうテーマも出てくるんですね。
それに対する荒川先生一家の力強さ。現実的なところなどが大好きで、そして面白いんです。

こういうところは先生の描く女性たちの「底から湧き上がるような力強さ」につながっているんだろうなーと、勝手に思ってます。

元は完全にタワーレコードの有名なキャッチコピーから持ってきてますが、単語を変えてオマージュレベルに落とし込み、かつ「農」と「NO」のダブルミーニングが上手く使えたなー(自分で言う・笑)と思いました。
でも「良いものができた時」と言うのは人に聞かなくてもわかるものですよね。

ですが、この投稿はその月の大賞に選ばれることはありませんでした。

会心作が選ばれないことを、見直して、発見したこと

選ばれなかったこと自体は残念でしたが、選ぶのは編集部の方の考えがあるので、それ自体は仕方のないこと。
ただ「自分の中の「会心」でどうして届かなかったのかなー」と、自分なりの反省をしてみることにしました。

そこでなんとなく「あ、こうかな?」って発見がありました。
それは「漫画が誤解されないこと」でした。

「農 MONEY 農 LIFE」このコピーでは「農業とお金」と言うテーマしか伝わりません。でも百姓貴族は決してそれがメインのテーマではありません。
もっと人間の感情の起伏が豊かで、スケールが色々はみ出していて底抜けで、何より楽しく笑える爽快な漫画です。

「農業とお金」と言うテーマが面白いのは、読者なら知ってることなのですが。
知らない人にとって「農業とお金」しか扱っていない、と思わせるのはダメなのだな、と言う結論になりました。

この反省は今回のキャッチコピーの件に限らないことで、自分で気づけた、ということがすごく自分の身になりました。

その後も色々考えて、締め切り1日前で原点に戻る

そのあと色々考えていたのですが、これってものができず。
ルールをはみ出して時事的なものもつぶやいてみたのですが、息抜きにはなっても次の「これ!」というものにはなりません。

自分で決めたルールの上に「初めての人に誤解させない」と言う追加ルールが加わったので、なおさら出なくなってた感じでした。

そんなこんなで締め切り直前まで、仕事の合間に色々考えていました。

「百姓貴族ってフィクションだけど一部ノンフィクションだと思うし、その混じり具合が魅力なんだよなー」って思っていると、まさかの「農=NO」の部分が

「農=Non(ノン)」

と言うひらめきとなって帰ってきました。
まさかの、おかえり!農って感じでした。(笑)

そして、できたのが「農フィクション」と言う単語です。
そこに「漫画」と言う、ほんと単純だけど説明すべきことをつけて完成。
ちょっと説明不足が不安でしたが、長くなりすぎないように、ここで止めました。

ありがたいことに大賞候補に選ばれて…の最後の投票です。

それ以外にも何個が出していたのですが、ありがたいことに「農フィクション漫画」が5月の最終候補に選ばれました。やったー!って感じです。

最初これで決定と勘違いしていて(笑)後で「最終決戦があるのか」って思ったのですが、単純に最終候補に残って嬉しいです!

あとは大賞になったらなったら…。もちろん嬉しいのですが。
これはもうキャッチコピーの力に任せるのみだと思っています。

その上で今この文章を書いていると「や、任せるのみじゃないじゃん」ってツッコミがあると思うのですが

普段こんな機会もなかなかありません。
だったら自分のキャッチコピーを応援するために、できる限りのこと(スパム的なこと以外)はやってみようと思い、この文章を書くことにしました。

この企画への投票よろしくお願いします!

百姓貴族のファンの方も、そうでない方も。

気になったらこの企画へぜひ投票よろしくお願いします!
僕の考えた③「農フィクション漫画」も最終に残りましたので、ぜひ!



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