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宫门口馒头铺。中国名物マントーの歴史と超絶並ぶ人気店

今日は最近北京ですごい勢いを出店している伝統の北方主食「マントー」のお店「宫门口馒头铺」(Gōng ménkǒu mántou pù)を紹介します。

ところで饅頭(マントー)って知ってますか?日本の饅頭とは異なるもので、ボクも中国に来て初めて食べました。

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百度百科で調べたら、一つの説としては三国時代の孔明が発明したものだそうです。また、文字記録では戦国時代から食べているそうです。小麦粉を発酵してから蒸したもので、強いて言えばある種の蒸しパンです。また、お肉などを入れてアレンジして肉まんになります。

中国の北方では、具材や餡子など入ってないものを饅頭、具材の入ってる方を「包子」と言いますが、南の方では肉まんのことを「肉饅頭」、具材の入ってないものを「白饅頭」と呼んでいます。

説明が若干ややこしくなったかもしれませんが、今日紹介するマントーの専門店はとにかく品揃え豊かでどれも美味しいです(どれも炭水化物の塊です、Hehe)

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↑元々はローカルの主食屋だったのですが、どうやらあまりにも美味しくて誰かが投資したらしく、今やとにかく一気に北京のあっちこちに出店しています。今日は総本店を例にして紹介したいと思います。

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↑dianpingの評価システムでは5点満点中の4.8点で味、環境、サービスそれぞれが4.8点、4.6点、4.6点となり、エリアのファストフードランキング1位にも選ばれてます。ローカル的な主食屋としては相当な高評価です。営業時間は朝の7時から夕方の7時まで、近くに住んでる人だと朝食でも利用可能です。また1人あたりの平均消費額が28元(約500円)ですが、単価の低いものが多くて一人当たり一食の消費額というよりは、一回並んで購入したものの消費額だと思われます。

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↑単価の低い主食なのになぜ大量購入するかというと、めちゃ並ぶからです。最近この規模の並びは本当に集団PCR検査くらいです。

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↑昔はちょっと狭い店内で食べるスペースがあったんですが、コロナになってから防疫対策が大変だからテイクアウトオンリーになりました。

dianpingユーザーのオススメランキングはこんな感じです。

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↑1位の八宝あんまんは4つ入りで16元、もちもちの皮に豆数種類と栗や紫いも、ナツメとピーナッツが入ってます。2位の小豆の蒸し巻は1つ6元で、小豆以外にくるみや紫いもとナツメも入ってます。3位の黒糖胡麻味噌蒸しパンは2.5元で北京の代表的な蒸しパンで社食や学食も普通に提供するところが多いです。4位は普通の何も入ってない蒸しパンで1元で買えます。5位の饅頭焼きは普通の白饅頭が蒸してから焼いたもので外はカリカリです。

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↑6位は黒糖ナツメの蒸しパン、7位は皮もちもちの小豆パン、8位は3位と被ったから今日は11位までみます。9位の菜団子は生地がとうもろこしの粉で具材は野菜です。10位もとうもろこしの粉で作ったナッツ入りの蒸しパンです。11位はキビのもちです。

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↑年寄りの誕生日に良く現れる桃の饅頭も注文すれば作ってくれます。また、誰かの注文が入ったら多めに作られたものが普通に売りますが一つ食べたい場合は完全に運次第です。

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↑全体的の口コミタグから見ても、味もコスパも申し分がないお店ですが、不満は駐車しづらいのとめちゃ並ぶことですw

人気のお店では仕方がないですね。

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↑なのでそんなに消耗されない主食でも、一回並んだらみんな相当な量を買うのは普通の光景です。

日本でもマントーブーム来ないかな。北京にいらした時はぜひ行って食べてみて欲しいです!

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