春芽糖水。暑い夏の日には中国デザートの清补凉がおススメです

連日38℃の北京。PCR検査で出かけなければならない時は本当に辛いです。というわけで、今日は暑い日にぴったりの伝統ドリンク・デザート屋「糖水」（Tángshuǐ）のお店を紹介します。

「糖水」の発祥は広東や広西など通年で暑いところです。今回のお店は北京の有名グルメ通り「簋街」にある「春芽糖水」（Chūn yá tángshuǐ）です。

↑dianpingの評価システムでは、5点満点中の4.6点でかなりの高得点です。味、環境、サービスそれぞれが4.7点、4.4点、4.6点となります。そして北京のドリンク屋人気ランキングの2位にも選ばれてます。1人当たりの平均消費額が28元で内容から考えば実にコスパがいいです。

↑非常に狭い店舗で元々2つのテーブルしかないお店です。現在の北京市の防疫対策では店内飲食は定員の50％なので1テーブルしか営業できないです。でも簋街でのこのような狭い店舗では、ここで購入してザリガニや火鍋などの行列の大人気なお店に持ち込んで食べることが普通なので、お客さんもテイクアウトには慣れてます。

↑店内はこんな感じです。

↑メニューも表に出してるものは今提供できるものというクラシックな時代が感じられるスタイル。

↑今時のドリンク屋だと若者の健康志向に応えて甘さ控えめバージョンが選べますが、ここでは昔ながらで甘さの調節はできません。dianpingユーザーのお勧めはこんな感じです。

↑1位の「清补凉」は広東や広西、海南などでメジャーな夏バテが解消できると言われる中式デザートです。場所によって入れる食材が異なりますが、一般的に緑豆、小豆、蓮の実、ハトムギ、なつめ、季節の果物などで煮込んで、ココナッツミルクを入れて食べるデザートです。最近暑いのでこの「清补凉」もシステムから人気上昇中と認定されてます。

2位はココナッツミルクのゼリーと亀ゼリーのミックス。3位のココナッツミルクゼリーは北京のミルクゼリーランキング1位にも選ばれてます。4位は生姜入りのミルクゼリー、5位はプリンです。

↑6位はサトウキビとチガヤの根のドリンク、7位はレモンとトウガンのドリンク、8位の漢方涼茶は東京のガチ中華や物産店にも真っ赤のカンで販売してるものと似てます。９位の桃樹脂ゼリーは庶民の燕窩と言われる美顔効果が期待されてる人気な食べ物、10位は陳皮小豆のぜんざいです。

日本でも一部の中華レストランでは清补凉が食べられると思います。夏の暑い日に見かけたらぜひ注文してみてくださいね！