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Alibabaの「夸克(Quark)」ブラウザを使ってみたらChromeより使いやすかった

最近app storeのダウンロードランキングをチェックしたら上位に「夸克」(Quark)というAlibabaのブラウザが。気になって使ってみました。

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もともとAlibabaは「UC Browser」を出していましたが、まわりで使っている人はかなり少ない印象です。ちょっと前には脆弱性が話題になったこともありました。

一方「Quark」は数年ほど前にリリースされたブラウザで「広告を出さないブラウザ」ってことが話題になっていました。

今回インストールして使ってみると、前にSNSなどで見ていたときよりずっとスタイリッシュなUIUXになってました。

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Quarkを開くと、おなじみの検索窓があって、そのとなりに音声検索や写真検索がある整然としたインターフェイス。

中国では音声認識がとっても進んでいることは何度かnoteでも紹介しましたね。Quarkの音声認識の精度もかなり良い印象です。話していれば素早く正確に認識してくれるし、対応する検索やウェブサイトを自動的に開いてくれます。

カメラ(画像)機能も便利で、例えばカメラで撮った画像から文字を編集可能なテキストに一瞬で変換してくれるので、編集できない資料からの書き起こしなんかもできます。

また、翻訳ボタンがあって、撮影してる文字を瞬時に翻訳してくれることも可能。中国語 ⇔ 英語の精度はかなり高いです。

(文字ではあまり伝わらないかもです。Googleアプリのレンズ機能をもっと便利にした感じといえばイメージできますでしょうか。ぜひ実際にダウンロードして試してみてください)

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↑翻訳機能ついでに、便利だと思ったのはWebページ全部の翻訳をワンタッチでやってくれる機能

このように、検索機能がとても使いやすいのですが、検索以外にもブラウザに連携された多彩なサービスが用意されています。しかもワンタッチで遷移することが可能なのです。

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トップ画面の検索窓の下に並んでいるボタンを押すとそれぞれのサービスを瞬時にシームレスに呼び出すことが可能。それぞれのデザインも良く考えられていてすごくおしゃれだと感じました。

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↑他にも外部のサービスをアプリ内で使うことが可能で、それらもワンタップで呼び出せる。まとまってるページがあって、デフォルトでGoogleが入ってたのがちょっと面白い。

そして、このアプリの機能の中に「高考志愿填报」という、大学入学向けの情報や申請がまとまっているサービスがありました。

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日本のみなさんには、なぜこんなものがブラウザと連携したサービスとして用意されてるか意味不明だと思いますが、これが用意されている理由がとても中国ぽく、興味深いと思います。

この理由については長くなってしまうので、次回紹介します。気に入った方や気になった方はぜひフォローしてください!

(ブラウザといえば、以前に中国の先進的なブラウザ「Magi」を紹介しましたので、よかったらこちらも読んでみてください↓)

(参考資料)


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